ル・ブルージェ航空宇宙博物館訪問記 その5 第一次大戦までホール 9月4日(木)
入り口方面から向かって左側の棟は回り終わったので、反対側へ。
ホール間移動中にまた謎の漫画。今度は太平洋戦線のようですね。青地に白星のヤンキーが、日本の輸送船を撃沈しやがって…
日本…… の…… 輸送船……? 大央丸、と書きたかったのか…?
右側のホールは航空の歴史コーナーから、そのまま第一次大戦機などに行く感じ。壁際にもこのイカロス像のように細々とした展示がありますが、割愛。
モンゴルフィエ兄弟の熱気球の模型。そう、世界初の有人飛行はフランス人によって成し遂げられたものなのです。アメリカの自転車屋兄弟など後発後発! …とでも言いたいのでしょう
アメリカの自転車屋兄弟のあれ。
飛ぼうとしたらしいフランス人。ヒゲと真剣な表情とヒゲがラヴリー。表情のアップがブレまくりで使い物にならなかったのが残念でなりません…
リリエンタールとグライダー。ホールに入ってまず一階を端までいって、二階に上って戻ってくるという順路をたどった関係上、最初に目に入ったのは3枚目の写真の首から下だけ画像、つまりかなり間抜けな構図であることは内緒
ルヴァヴァスール(でいいのかなあ) アントワネット(IVかどうかは不明:エンジン出力が違うっぽいので後のものかも)。胴体とエンジンはオリジナルっぽい
どなたかは存じ上げませんが、赤い自転車輪がキュートですわ。 …というか、これもブレリオ?
ファルマン HF.20偵察機。日本も買ったっぽい。ちなみに徳川大尉が日本初飛行したのも同じアンリ・ファルマン設計機(これより3年ばかり前の型)
奥側に目をやれば、この博物館にもやっぱり模型コーナーが。日本機で目立つのはやっぱりというか零戦と一式陸攻with桜花。前者はまあいいとして、後者は少し悲しい。 …さっぱり否定できないのが、なおさら…
ヴォワザン LAS。後半の骨組胴体・尾翼部分は写ってないので寸詰まりに見えます。 それを割り引いても、こんなのが爆撃機を名乗っていたとは…
スパッド Z。気がつけば牧歌的な時代があっという間に過ぎ去って、こんないかにも戦闘機、な機体が出現したりするから気が抜けません。
偵察ミッションの準備をするブレゲー 14。結構でかい(横にスパッドの二倍弱)
もう既に順番は前後しまくりですが、2階への階段側面に描いてあった部隊マーク。このホール(とスポーツ機ホールもそうでしたが)は結構複雑に空中通路が設置されており、あらゆる角度から展示機を見渡せるようになっていて楽しいです。
その代わり、見る側にも三次元機動が要求されて脚が疲れますが(苦笑)
洗練された忍者凧
宮崎駿おじさんが好きそうな外見をした、ツェッペリンLZ113飛行船(ドイツ海軍→終戦後英国に引渡し)のナセル
コードロン G.4爆撃機。機銃を据え付けたレールが時代を感じさせてたまりません。某国も戊式1型練習機として訓練用に導入したとか
ヴォワザン 10のエンジン、操縦席、機銃座というか砲座回り。この狭い砲座に二人乗る(しかも操縦手は別)と申すか…
Voisin 10
検索してたら出てきたのですが、これのレストア風景、かなあ。塗装とかはそのものですし、.frドメインですし…
これで第一次大戦ホールも終了。あと、気球・飛行船コーナーとかもあったのですが、さすがに実物全体はおいてなかったので軽くスルー。
籠とかエンジン類は大量に置いてあって、多分詳細に見たら名のあるものの実物だったりするのでしょうが、滞在4時間を突破したくらいで疲労困憊しているということで一つ。
…でも謎ジャポンポスターはスルーできなかった!
…えー、謎ジャポンポスターで締めるのもどうかと思いますが、これにて本編終了。あとはソミュールの例に倣って、ミュージアムショップで見つけたものを軽く紹介して完結とします。
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