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ばっくとぅとっぷ


ボストン1日目 ボストン市街 5月6日(水)





 都合11ページに渡ったデイトン編も終わり、第3の目的地、ボストン編。ホテルは市街中心地近くに位置するいい場所でした。 …ただ、最安値で探したのに随分と高いです。アメリカ、年によってはホテル代が異様に高いんだよなあ… いやまあ、サンフランシスコのホテルが破格に安く破格にボロかっただけかもしれませんが…

 ボストンにいる間に倒すべき大物は、2日目に訪れることになるフォールリバーの戦艦マサチューセッツたちのみ。ということで、今日はごく普通のボストン散策とボストン市内のミリタリーネタ、駆逐艦カッシンヤング、そして現存最古の航行可能な就役艦船にしてアメリカ海軍最古参艦、USSコンスティテューションなどを一気に攻略してしまうことにします。



 アメリカの東の方の街が必ずと言っていいほど持っている、街の中心部の大きな公園。ここボストンではボストン・コモン。ボストン観光の起点でもあり、ホテルのすぐ真北でもあるため、奇を衒わずにここから行動開始します。



 まあ、今日の目的地は北、あるいは東の海沿いですので、公園の傍の地下鉄駅からすぐに地下鉄に乗っちゃうんですけどね。とりあえず、公園周りにあるパーク通り教会(米英戦争の際、硫黄を貯蓄していたことからBrimstone(硫黄)Cornerとも呼ばれる… そういえば教会に火薬を貯蓄して、落雷で全部吹っ飛ばした愉快な人たちが西の半島にいたような…)と、マサチューセッツ州議事堂。

 さて、地下鉄ノースステーションまで移動して、そこからは徒歩。



 途中トマソンっぽい光景を撮りつつ、



 湾の向こう側に目的物が見えてきました… がここで直行はしません。私が向かった先は小さな公園。



 別に何があるわけでもない、海沿いの小さな公園なのですが、実はこのあたりが人類史上有数の「笑えるけど笑えない悲劇」、ボストン糖蜜災害のあった場所付近。なにぶん日本語の資料なんてない、というかうぃきぺの該当項目を読んだくらいしか私も知らないわけで、正確にこの番地かはわかりません。でも、大体この近辺がかつて糖蜜の海に沈んだと思っていただければよいかと思います。現在の当地はご覧のとおり、野球場のあるちょっと大きめの公園と小さい公園になっています。貯蔵タンクの崩壊により放出された糖蜜の津波が21名を死亡、150名以上を負傷させるという前代未聞の事件の現場は、しかし別に甘い香りなどが漂ってはいませんでした(当たり前か)。



 この花が地下に染み込んだ糖蜜を吸い上げて咲いているかどうかも、不明。



 橋を渡って港湾部へ。この橋、床板が鉄板ではなくご覧のとおりむしろ鉄格子とかの類で、その下はダイレクトに海。自分が落ちる心配はなさそうでうが、物を落としてしまいそうでついポケットの方を押さえたりしつつ。



 橋の真ん中から。



 さて、港湾部に来た目的はもちろん、(例によって日本人以外にほんとに言ってるかどうかは極めて怪しいような気がするところの)横須賀の三笠と並ぶ世界三大記念艦のひとつ、USS コンスティチューションと、その近くにある駆逐艦カッシン・ヤング

 なお、書いてみたらやっぱり長くなったのでコンスティテューションとカッシン・ヤングで独立した2頁目にします。こちらへの移動をお願いします。



……2頁目を読んでね……



 ……はい、軍艦見物終了。次行きましょう。



 ボストン…というかワシントンなど他の街でも見かけた、水陸両用車を使って川の中に入ったりもするダックツアー。名前とこの写真のごとく、最初は米軍の水陸両用車、ダックを使うからその名前がついたようですが、完全新造と思しき車両なんかも結構見かけました。日本でも大阪なんかでやってる(当然ダックそのものは使ってない)らしいので、もう水陸両用車を使ったツアーの一般名詞化してるのかもしれません。

 車体がダックでも派手なペイントの車両が多かったり(というか、むしろ写真のような地味な塗装の方が少数派か)して、なかなか面白い余生を送ってるなあこのアヒルども、などと思いつつ。

 さて、折角チャールズタウン(北の方の地区)まで来たんだからということで、バンカーヒル記念塔目指して移動。なお、ボストンではボストン・コモンを起点にバンカーヒル記念塔まで、各地に点在する史跡(ここはアメリカ国内では最も歴史のある街なのであり、同じ歴史都市ということから我らが千年の都、京都とも姉妹都市なのである… まあ、所詮アメリカ国内では、ですから単純な長さでは比べ物にならないんですけどね:嫌味な京都人的発言)を結ぶ赤い線が歩道に引いてあります。この赤い道、フリーダムトレイルを歩けば、半日弱で市内の歴史的名所はほとんど回れてしまうという親切設計。

 街自体がさほど大きくないからできる技ではありますが、ここらへんは旅行者的には実にありがたいところです。



 こんな感じの線。



 独立戦争のバンカーヒルの戦いを記念して造られた、バンカーヒル記念塔。フリーダムトレイルの終点にして、ボストンの観光名所の大体最北端くらい。上まではエレベーターなどはなく、294段の螺旋階段を登ることになります。



 …登ることにしました。煙と並列に並ぶ存在ですから、自分… そして膝を大笑いさせてしまうという。



 上からの眺め。でもひょっとしたらわざわざきつい目をしてまで登って、ボストン市街の方を撮ってない気がする…



 息が整ってから下りて、市街の方へ。これは途中の公園の噴水。そういえばインスマスってマサチューセッツ州だったよね!

 それはさておき、一旦地下鉄に乗って移動。



 意外かもしれませんが、次に訪れたのはニューイングランド水族館。 …いいじゃんかよう。いつもいつもミリネタとか歴史ネタとか誰も知らない小ネタばっかり追及してたら疲れちゃうんだよう。

 なお、どうやらここは海遊館と同じ設計者の作品のようです。



 お魚さんやクラゲやらペンギンやらを見て癒されまく……ったはいいのですが、やつら、水中では水を得た魚のごとく機敏に動くんですね(それは比喩になっていない)。なんか、綺麗に撮れた写真はことごとくクラゲとかイソギンチャクとかのような…



 治療用プールにいた海亀。




 地下にはクラゲだけで1コーナーあったりして、クラゲ好きとしてはいきなり満足。




 水族館の中心となる大水槽の周りを取り囲む、ペンギン軍団のプール。3種類か4種類いました。







 しかし、ほんと動かない連中しか撮れてない……




 上からはまあ、なんとか。



 電気ウナギ。腹ビレがなんか素敵かも。



 ドラゴンに認知を迫るひとたち。



 ……うーむ……こういう連中を見ていると……



 刺身醤油で……




 いらんことを考えているうちに下りてきて、再びペンギン。イワトビ軍団ですね。最初の1枚に写ってる奴のやる気ないっぽさが、実は結構お気に入り。




 彼らも食事タイムのようなので、私も遅い昼食を摂ることにしましょう。その前にミュージアムショップ。



 またゴルフボール。 …今まで気づいてなかっただけで、本当にメジャーなのか……?



 あ、屋外の水槽にもアザラシがいます。ただ、この水槽屋外ということもあって汚れているうえに陽射しの関係で光の反射が厳しく、ろくに写真が撮れません。



 それでもなんとか撮ったステキ写真。



 さっきなんか不穏なことを呟いてしまった気がしますが、結局昼食は水族館前のシーフードレストランになってしまったのでした。 …いやだって、触発されちゃいます、よ、ねえ? 

 メニューはカニのほぐし身を固めて焼いたもの。そういえば、何気に一人でまともなレストランに入ったのってこれが初だったりする… そして会計で凹む…

 食事後はクインシーマーケットの方をぶらぶら。



 思いっきり季節はずれな気もしますが、クリスマス用品のお店。こちらでは一年中需要があるんでしょうか…



 あ、鮫。



 ファニュエルホール。歴史のある建物ですが、中はフードコート。



 最初に気づいた時はぎょっとした、「ここはシェルター」の表示。実は(少なくともボストン、DC、NYの東部諸都市には)以外とそこらへんにあることが後にわかりました。色々ガチだった時代というのは、間違いなくあったんだよなあ…



 中の店にて。こういう色どりがないとアメリカとは言えない(偏見)。



 適当に歩いている時に見つけた、ハンガリー動乱の記念碑。



 マサチューセッツ州旧議事堂。中は地下鉄の駅と資料館になっています。



 その中。屋根の上に鯱よろしく乗っていた連中だと思うのですが、こう、なんか… むかつく表情(笑)。



 質問コーナー。素っ頓狂な問いにユーモラスな答えを返す名物係員とかはいなかった… と思います。

 これでボストン市街は終了。明日はボストンを離れ、到達難易度的に今回の旅行の最難関へ。

ボストン1日目・USSコンスティテューション、駆逐艦カッシン・ヤングへ

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