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ばっくとぅとっぷ


ボストン1日目 USSコンスティテューション、駆逐艦カッシン・ヤング 5月6日(水)





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 まずは現存最古の航行可能な軍艦、オールド・アイアン・サイズことコンスティテューションから。こちらは有名な観光地であると同時に現役艦艇でもあるので、ボディチェックがあったりツアー形式の見学(おそらく係の人は現役水兵)だったりします。




 当然ながら、現代〜大戦時の軍艦と比べると大した大きさではなく、中身も入り組んではいません。ここからたった200年程度で、軍艦の内部構造が複雑怪奇化したというのが驚異というか。

 艦内は結構、新しいと思われる木材・角材での補強や修理なんかが行われていました。やはり、木製の船体を航行可能な状態に保つというのは(機関なんかについての心配はないとはいえ)なかなか大変なようです。




 艦内の様子。甲板は3層か4層くらい。隔壁乱立でラビリンス状態の大戦艦とは違い、横には広々としていますが天井がかなり低いです。背が低い部類の私でもうっかり頭とかぶつけそうなレベル。居住性は良くないだろうなあというか、同時期のイギリスの例になりますが太平洋なんかを航海している最中にうっかりしたら反乱とかおきたりするのも頷けるというか。



 いきなり中央にこんな格子がついた区画があるから何かと思えば、中には小さな流し台が。Midshipman's Pantryということは、兵学校生徒用の食器室とか流しとか、そういうことでしょうか。




 小物類展示とか。




 艦首の方。何かの工作もしくは工事中でした。



 続いて駆逐艦カッシン・ヤング。大戦中に、米軍が175隻も量産しやがったフレッチャー級駆逐艦の1隻(DD-793)。大戦後半の話を見てるとどこにでも登場するという意味で、なじみは非常に深いクラスです。



 この艦は朝鮮戦争、ベトナム戦争にも参加していたということで、艦橋周りは随分手を加えられていて大戦中の面影はあまりない、そうです。それでも背負式の主砲を見ると、ああやはり大戦時の艦であるなあ、という感慨が。「米駆逐艦の単装主砲の背負式配置なんて、(とりあえず性能とか時代へのマッチングに関しては目を瞑ろう、瞑らせてくれ)我らが帝国海軍特型以降のステキ連装主砲塔群に比べたら(見た目的に)なんかショボそうでぺぺぺのぺだぜ」とか少しはしたものの、やはり実物を見るとそんなことはなく。






 中に入る前に、岸壁から艦尾までじっくり。煙突、魚雷発射管、背中合わせの後部主砲なんかが、いかにもで素晴らしい。

 なお、結構な人でにぎわっていたコンスティテューションのすぐそばにありながら、こちらは人影もさっぱりまばらで、ボランティアのおじいさんが暇そうにしていました。当然ボディチェックとかもなし。うーむ、やはりこの程度の艦だとアメリカ人的にはどうでもいいのか…? 贅沢な連中め…



 艦首より。所詮駆逐艦は駆逐艦、迫力とか威圧感的なものはそれほどではないですが、こうして見ると小山…というか丘程度には感じます。



 いきなり艦尾に飛んで、爆雷。



 20mm機銃。1952年の改装で全部撤去され、展示のためにもう一度載せてるみたいです。



 主砲。当然ながら5インチ砲。



 艦内部への立ち入りはほとんど禁止。艦橋の方にも上がれず、見られるのはほとんど甲板にあるものと、甲板上の層の部屋だけ。



 主砲塔下の主砲操作室。9人の人員で24〜30発/分の装填が可能とか。



 主砲装填訓練装置。むしろ太平洋の向こう側の海軍あたりが作りそうな装置ですが… 



 煙突。何かの参考に…なるかどうかは知らん。



 40mm連装機銃。某国的には「うちの25mm機銃はしょぼかった。相手の40mm機銃がうらやましい」といったところですが、解説板によると「敵機を阻止するにはしばしば力不足であった。カミカゼとか」などと書いてあり、やや微妙な気持ちに。



 対潜魚雷投射機、戦後搭載。カッシン・ヤングは両舷に投射機1、魚雷3をそれぞれ装備。



 マストを下から。小振りながら三脚檣。



 上甲板も登りたいのになあ…



 通路。かなり狭いです。すれ違うのも大柄な人同士だと難しいか、くらい。



 艦尾から。



 ヘッジホッグ。上甲板にあるので姿をちらっと見るくらいしかできません…



 これも下から眺めることしかできない5連装魚雷発射管。発射管の先って折りたためるようになってるんですね。



 上甲板内部に入って、士官室。ホーネットなんかとは当然規模が違います。戦闘時には応急処置室に。



 士官室用食器室。これもこじんまり。



 CIC……なんですが、行く艦行く艦で撮影に失敗しています。誰か教えてください、うまいCICの撮り方。



 港内に停泊している時の艦長の部屋。航海中はより上層階の部屋に。




 はい、艦長さんとこの水回り拝見! 二枚目のはシャワー、かな?




 厨房。小さいながらも電動泡立て器なんかはちゃんとあるんですね。



 主計将校のオフィス。



 医務室。ここだけで手狭になる時には士官室も使うのは上述のとおり。



 緊急…というか、予備の無線室ですね。



 ランドリー。真水欠乏時などを覗いて、原則週最低1回は洗濯が行われました。このクラスの艦でも300人くらい乗ってるわけで、必須の設備といえましょう。 ……オスタップ? ……あー……



 岸壁に飾ってあった砲。残念ながら市街へは向けられませんでした(当たり前)。



 多分、この砲座用の火薬庫(跡)。



 これでこの日のミリタリー成分は充足。最後にすぐ近くの復元された造船所の建物を利用した、私立(あれ?)コンスティテューション博物館をさっと眺めて終了。なんかご当地ゴルフボールとか売ってたのですが、これって日本でもよくあるんでしょうか。せっかくお土産で買って池ポチャしたりしたらどうするんだろう…

 左のは戦艦型鉛筆削りですね。残念ながら鉛筆を差し込むのは艦尾からのようで、波○砲状態にはならないようです。



 昔なつかし海戦ゲームと今世界的に大人気(実際、地下鉄の中とかで解いてる人をよく見かける)、数独を掛け合わせてみたよ! 

 ……いやまあ、確かに双方桝目を使うパズルですから、親和性がないとは言い切れませんが。 後でホテルに帰って見てみたところ、一応他のパズルも収録されているようです(買ったんかい)。



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