ボストン2日目 戦艦の入江その3 戦艦マサチューセッツ 1 5月7日(木) はい、今までの前座で結構一杯一杯なのですが、ここからが本番、ここが戦艦の入江たる所以です。戦艦マサチューセッツ、アイオワ級よりこっちの方がいいんでないかなあという人もいる(と思う)米軍新鋭戦艦、サウスダコタ級の一隻です。同型艦には第三次ソロモン海戦で霧島とガチンコ勝負したサウスダコタなどがおり、マサチューセッツも日本本土に艦砲射撃などしているのですが、やっぱり戦歴で目立つのはヴィシーフランスの戦艦ジャンバールとカサブランカで砲火を交えたことかなあと、個人的には。 艦尾から入って、最初にあるのが40mm機銃。 …みなさーん、アメリカ人の子供に混じって興味深々で銃座に座ってるいい歳した日本人がいますよー…… そして振り向けば、そこには。 ……でかい! 本当に鋼鉄の山…!! まだシンプルな前弩級の三笠とも、所詮映画セットにすぎない尾道にかつてあった大和とも、無論この北米行で見てきた駆逐艦や、空母でさえもかなわないような圧倒的な存在感… これが、戦艦なんだなあ… 艦尾クレーン。 「大戦時の各国の戦艦」の表。ちゃんと大和もいます。 機銃跡なのか観測機器なのか、そんなこと私にわかるわけないじゃないですか。 どっかの40mm機銃のところに貼ってあった、日本機識別表。深山とか九九式飛行艇なんていう連中もいますね。 日本側の同じような光景も写真展示されていましたが、まあ、なにも言うまい。でもってこれ、長門だ。 天候はあまりよろしくなかったので、水がたまっていました。 …いいのか? 三番砲塔。一番低い位置にある方で付け根が大体2メートル弱くらい、かな? ジャンプすれば届きそうでした。 付け根部分。 カサブランカの時の砲弾。こっちが撃ったものが、色々あって戻ってきたようです。 20mm機銃。残念ながら固定されていました。 艦尾方向。甲板もちょっと濡れてます。 中央、艦尾側とレーダー。なお、このレーダーは「1942年から作られた 人類最初のフェイズドアレイ レーダー、FH Mark8」ではないかという補足を夕撃旅団・改のアナーキャさんからいただきました。ありがとうございます。 三番砲塔の測距儀。 左舷高角砲群。何やら巨大な構造物の一パーツに見えますが、これ、横の駆逐艦に行ったら主砲になるようなものなんですよね、一つ一つが… 興奮して撮りまくっております。 高角砲の一基、下から。 左舷通路。でっかい艦だから通路も広々… というわけではなく、でかくなった分のスペースはすべて色々な装備に割かれているため、通路自体の広さは結局駆逐艦とかと大差なし。 前檣楼が見えてきました。 今は士官室がカフェになっています。後に、ここで昼食をとることに。 艦首が見えてきました。 まだシンプルな米艦でもこれだから、うちの国の古い連中なんかはほんとに複雑怪奇で最高な構造だったんだろうなあ(扶桑、山城萌えの人)。 一番砲塔。 艦首。社会科見学なのか、子供の集団が二、三グループ来ていました。 …ちくしょう、うらやましいなあ… 正面から。 子供が滑り台にするくらいの大きさの碇。 ああ、ここからだとよく見渡せるんですね、ヒデンゼー。 右舷の方に回って、二番砲塔のバーベット。 二番砲塔に描いてあったのですが… なんだこいつ(笑)。 鐘と、その鳴らし方。 高角砲塔の中。微妙に錆びてる… ホース、かな? 一層上がってみた。 二番砲塔測距儀、アップ。 艦橋とマスト。 砲塔の基部ってこんな風になってるんですね。 40mm機銃、上から。 高角砲と機銃の装填訓練機。米軍好きですね、こういうの。 また機銃かよ… と思われるかもしれませんが、これは二番砲塔上に乗ってたもの。1/700WLのプラモだと穴に支柱突っ込むだけの箇所ですが、実物はこんな感じ。 デリックとカッターですね。 上から高角砲。砲側まで下りる梯子も。 ……なんか、下りて下りられないこともなさそうだったんだよなあ… いや、常識的に考えてダメだと思いますが… 艦橋の張り出し部は実際にはこんな感じ。 探照灯。 エアコンはさにょー製のようです。 艦橋の真下まで上がってきました。 マスト。 艦橋の中。実は最初にたどり着いたときは閉鎖されていましたが、飯食った後にもう一度行くと開放されていました。当初、天候がちょっと悪かったからかなあ。 中はご覧の通り、物が取っ払われていてかなり寂しい状態です。こっちに来てこういうありさまの艦はあまり見かけませんでしたが、展示の際に撤去したのか…? 艦橋からの主砲塔群。無意味に高笑いしながら「撃ぇーっ!!」とか叫びたくなる一瞬。 …いや、ここ米艦の艦橋なわけで、いつも読んでるような仮想戦記だとそういうことしたらもれなく大和か武蔵か長門かそれ以外からの主砲弾がお返しに直撃してくるような場所なんですが… 前檣楼の機銃。 同じようなアングルなのに、何枚も撮りたくなってしまって困ります。そうか、これが大艦巨砲主義の魔力か!! ……これは、いくら飛行機が発達してもこの主義が絶滅しないわけですね。魅力的ですもん、あまりにも…… 今までだってその魅力に取り憑かれていないわけはもちろんなかった(でなければこんなところまで来ない)ですが、実物を見て拗らせてしまった瞬間。 いつまでも似たような写真ばっかり撮っていても仕方ないので、外観鑑賞は最後に出口付近から舷門(でいいのかな?)近辺を撮って終了、元士官室カフェに入って食事。休憩後は艦内探索に入ります。 |
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