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ばっくとぅとっぷ


ワシントンDC1日目 スミソニアン航空宇宙博物館その1 5月11日(月)



 やってきましたワシントンDC。この街での見物の軸はもちろん、スミソニアンの一大博物館群。これに、オバマ家などの各種公的施設(の外見)やリンカーンをはじめとする各種記念碑などを組み合わせて、アメリカ首都を駆け抜けていこうと思います。最初に向かうのはもちろん、航空宇宙博物館。地下鉄ランファンプラザ駅で降りて、少し北上。



 DC中心部を東西に貫く公園地帯、モール。主要博物館・美術館はこの公園沿いに集中しています。



 西を見ればワシントン記念塔。これがあるため、この街での方位の確認は非常に楽。



 あちこちの横断歩道に描かれていた謎の人影。 ……何者……?



 航空宇宙博物館……の裏口(モール側)。 や、修学旅行か社会科見学と思しき生徒の集団が集まっていたので、こっちが表かと思いきや、あとから調べたら実は反対側が正面だったのでした。

 なお、スミソニアンの各博物館は基本的に無料ですが、入り口でボディチェックと荷物検査があります。今までのところ、ホーネット、マサチューセッツ、空軍博物館、カッシン・ヤングではそんな物なくてコンスティテューションとスミソニアン各博物館、そして後のNYでイントレピッドはありました。やはり、人が多く訪れるところは概ね、ということなんですかねえ。国が関わってるもの、という基準だと空軍博物館が外れますし(しかも基地の中ということで、チェックされてもおかしくないのに…… 現役軍人が横にわらわら詰めてるような場所で騒ぎを起こすような馬鹿もいないということか ……って、単に田舎だからか…)。

 さて、展示を見るまでに一つだけしておくべきこと、それはインフォメーションセンターでここのマップだけではなく、別館のウドバー・ハジーセンターへ行くバスの時刻表を入手しておくこと。このフラグを立てておかないと、真・航空宇宙博物館への道が開けず(正確には開くけれども少々の困難を伴う)、イベント回収率に支障が出てしまう可能性があります。 ……ってなんだよ、イベント回収率って……

 戯言はさておき、実はことこの航空宇宙博物館に関しては、モールにある本館はあくまでもRPGのボスキャラでいう「第一形態」とか、「第一戦目」に過ぎないんですよね。もちろんここはここで並みの博物館とは比べ物にならないレベルの威力なのですが、いかんせん広さ的に見劣りするというか…



 裏口から侵入すると、目の前というか頭上につりさげられた飛行機やら宇宙船やらがいろいろ。つりさげられているが故に2階に行かないと横からの写真が取れず、説明板もない機体があったりして大変やきもきさせられます。あれか、焦らしプレイか。



 これは1階展示、ボディチェックの次の関門であるかのごとく立ちはだかるマーキュリーとジェミニ。



 彼らの間に置いてある、「触れる! 月の石!!」 ……まあ、触ったところで月の力を得て大猿に変身できたりはしない(原理が違う上に私には尻尾がない)ですし、そもそも綺麗に三角形に成形されすぎていて、ありがたみはあまりないですけど…



 米ソミサイル対決、SS-20とパーシングU



 マリナー2 金星探査機のレプリカ。



 X-1。水平飛行での音速突破を初めて成し遂げた飛行機。パイロットはシャーリ……もとい、チャック・イェーガー。



 気球による初の無着陸世界一周を成し遂げた、ブライトリング オービター 3のゴンドラ。記録達成は1999年のことで、意外に最近です。



 スペースシップワン。民間企業による有人宇宙船ということで、このフロアではかなり異色。



 スピリット・オブ・セントルイス。「翼よ、あれがパリの灯だ」ですね。ほんとにそんなこと言ったかどうかなんて些細なことは置いておいて。個人的には「トイレはどこですか?」説を推すところ。



 結構どこでも見かける球体、スプートニク1



 アメリカ初のジェット機(笑)、P-59 エアラコメット。でもこれ、横のX-1と同じベル社製なんだよなあ… あの会社はどう評価していいかわから……

 …いや、コブラシリーズにエアラクーダにエアラコメットとくれば、別にそっちの評価で固めちゃってもいい気がするのですが。



 有人最速、X-15。エアラコメットもですがデイトンでも見て、これが二機目。



 バイキング火星着陸船の、実証試験用模型。



 人類を初めて月面に運んだ、アポロ11号の司令船。この旅行では嫌になるくらいアポロ関係だのジェミニ関係だのマーキュリー関係の展示を見てきましたが、これはやはり別格でしょう。 ……ついでながら、この記事を書くためにググってたら関連キーワードが「アポロ11号 捏造」だの「アポロ11号 嘘」だの「アポロ11号 疑惑」だので、軽くうんざりしてみたり。



 メインゲート側にあり、本来ならこれが出迎えてくれるはずだったボイジャー。初の無着陸・無給油世界一周を達成した飛行機。パイロットが恋人同士というのが凄いというか、そうでもなきゃこんなことできないというか。ちなみに機体設計は男の方の弟。なにやら随分内輪ではあります。

 さて、各コーナーの展示。 例によって航空黎明期やら民間機やらもあるのですが、これまた例によってメリハリなどはつけずに。 ……とはいっても、いい加減多少の取捨選択はしますけどね……



 空飛ぶガチムチ兄貴…… じゃなくてリリエンタールのグライダーな。



 らいとさんちの軍事用、ミリタリーフライヤー。



ブレリオ]T。ここらへんもそこらじゅうで見たから……



 って、誰? 何故テーブル?



 バイク…… というか原チャの祖先みたいな、カーチス・モーターサイクル。そう、あのグレン・カーチスがエンジンのテストベッドとしたもの。ライバルのブラザーズといい、自転車と飛行機って何か親和性が高いんでしょうか。



 この写真は格好良すぎると思います。乗ってるものも乗り方も服装も表情も。



 そのカーチスさんの飛行機。



 のっそりと浮いてるエッカー フライングボート。



 残念ながら解説板まで撮ったりする余裕は当時なければ、今わざわざ調べる気力なんてものもありません。次は民間機コーナー。



 ピッツ S-1S。アクロバット用ですね。




 ここは三条河原か、というレベルで並ぶ旅客機の首。詳細は…… てへ。



 JN-4D ジニー。デイトンでは宙吊りでしたが、こちらではちゃんと見られます。



 航路表示用のビーコン。この程度のものでよかったというのはつまり、昔は高い建物も都市部以外にはなければ飛行機の飛ぶ高度も低かったということでしょう。



 ボーイング 247 D



 旅客機だらけですが、なかなか凄い光景ではあります。



 ……しかし、なんかところどころに変なマネキンとか置いてあるんだよなあ…… しかも着色されてないからなんというか、 …兵馬俑……?



 ノースロップ アルファ。身も蓋もないネーミングである。この豪快な脚は好きかも。



 フォード トライモーター。その名の通りの三発機。



 またいる。



 名機、DC-3。日本も零式輸送機としてライセンス生産。ソ連もレンドリース機を使っていたので、敵も味方も潜在的敵も使っていたという凄いことになっています。



 PA-5 メールウイング、というらしいです。名前通りの郵便機。しかし、ピトケアンなんて会社聞いたことありませんでした。それ絶海の孤島の名前じゃないのか…?



 展示場所的に撮るのが至難なFC-2

 初期ジェット機のコーナーに移りましょう。



 まずはファントム。といっても日本を含む世界中で長きにわたって活躍している方じゃなくて、初代、世界初のジェット艦戦 FH-1のほう。マクダネル妖怪軍団の先駆けでもあります。



 ジェットコーナーということで、各国の初物の模型展示なども。



 やっぱおフランスのあれは何度見ても笑うわー。カプロニさんち以上に。



 我が国の橘花もいます。用途については聞いちゃいやん。



J57のカッティングモデル。




 今回分の目玉、Me262 A-1A シュヴァルベ。やっぱり横から見ると格好いいけど、正面から見ると… おにぎり型だよなあ……



 ハインケルの HeS 3Bエンジン



 XP-80 シューティングスター、その正真正銘の第1号機、「ルル・ベル」。



 最後に無人機が乱舞してる第二の吹き抜け(メインエントランスから見て左の方だったと思う)を片づけて、一旦区切りましょう。




 X-45。脚収納部には関係者一同の記念落書き。



 RQ-7A シャドウ。すわ未帰還かと思っても、限界まで帰りを待ってあげるのが長く付き合うコツ… ってなんの話だそれ。



MQ-1L プレデター。うまい名前つけるよなあ。このいかにも近未来的悪役メカっぽさにぴったり。



下から見るとマンボウが横倒しになってるかのごとき、RQ-3A ダークスター



 随分小さいですが、これも。RQ-14A ドラゴンアイ



 このホールの1階部分では、宇宙・航空に関係のあるアートの展示などをやっていたのですが…… この書道(多分中国)、宇宙・一見航空とは何の関係もなさそうだよなあ… まさか上の部分が月だとか星だとか言い出したりはしないと信じたいのですが…

 次回は1階の右半分と2階を。一回で終わるか分割するかは不明ですが、終わらないと覚悟しておくのが合理的でしょうねえ、多分……

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