ワシントンDC1日目 航空宇宙博物館その3 5月11日(月) 次は海上航空作戦の間。すなわち、海軍機が詰め込まれています。 ご存じ、F4F ワイルドキャット。 正確にはGM(これを書いてる時点ではこれからどうなるかわからないところの、あの)製のFM-1である、というのはよくあることでしょう。この機体の塗装はCVE-23 ブレトン艦載機。ただし、機体自体は米本土で練習用に使われていたもの。 脚収納部とか主翼折りたたみ機構とか。脚置き場、反対側まで突き抜けてるんだ… SBD-6 ドーントレス。ミッドウェーとかサブロー・サカイとか、色々と痛い目にあわされたあんちくしょう(笑)。 多分これがサムライに向かって火を噴いた。 CVN-65 エンタープライズ……の巨大模型。エンプラポイント+1(謎)。 F4B-4。ボーイングの複葉戦闘機。これの次がグラマンのF3Fで、さらにその次がブリュースターのビヤ樽。 A-4C スカイホーク。艦載機つながりだというのは理解できますが、レシプロ機の真ん中にどんとあると少し違和感があります。 かなりぎゅうぎゅうに詰め込まれているのがお分かりいただけるでしょうか。空母の格納庫をイメージしてるっぽいですが、それ、展示としては悪手では…? 続いて、第二次大戦機コーナーへ。 幸いなことに日本機の中では結構な数が残っていて、国内含め(ものの程度の差はあれ)各地で見られるため有難味という点では少し薄れる零式艦上戦闘機、これは五二型。サイパンにて鹵獲された中島製の61-131機で、第261航空隊塗装のようです。 しかし、有難味が薄いなんて言っておきながらいつまで見ていても飽きないというか、見ていてほっこりするというか。そこはそれ、私にとってこの趣味の出発点はあくまでも帝国海軍(正確には艦艇からで、飛行機は少し遅れてなんですけどね)ですから。 スピットファイア Mk.Z。スピットも結構数はありますが、これは高高度迎撃用の7型で生産機数140機、現存はこの1機のみ。通常型より主翼が延長されていたりします。 イタ機! C.202 フォルゴーレ!! デイトンで見た、イボイボカウリングが印象的なC.200 サエッタのエンジンを枢軸共通ユニット(約一ヶ国、使いこなせなかったに近いような国が混じってますが…)DB601に換装したもの。それにより、受けるイメージはかなり変わっています。 ……それでも、まだちょっともっさりしてるような気がしますが…… それは真下にチート飛行機がいて、見比べてしまうからか…… ところで……なんか隙間あいてね? …いいの? どこにでもいる最優秀、P-51D マスタング。さすが優等生は皆勤賞っすね(言いがかりである)!! なお、塗装は第8空軍第357飛行集団。 日米英伊の顔がいて、こいつがいないわけがない、Bf109G-6。小柄ですが、というか小柄であるが故にナイフのような鋭利さを感じさせます。コクピットはちょっと狭すぎですけど。この機体はアルザス地方出身(つまり、元フランス系)の操縦士が連合軍に投降してきた際に乗ってきたもの。 B-26B マローダーのコクピット。 壁に掛けてあった、識別訓練用と思われる各国飛行機のソリッドモデル。約一国、大型機の数が妙に少ない国がありますが、そこがあれです、東の国です。 軍装展示。ヘンリー”ハップ”アーノルド元帥の軍服。 いかにも皇軍兵士といった、ナイスな面構え。二枚目は解説板を撮っただけのつもりだったのに、帽子での目線の隠れ方が絶妙だったので。 これで第二次大戦終了。隣の第一次大戦の部屋へ。 お出迎えしてくれるのはスヌーピー。原作を知らなければちょっとわかりにくい、かも。 レッドバロン関連グッズ・ブランド展示。ピザにもなっとるのか。 ……でも、某中古バイク屋関連の物は、なし(笑)。 ファルツ D.]U。塗装は30年代の映画「暁の護衛」……じゃなかった、「暁の巡察(The Dawn Patrol:もちろん和訳は超適当)」のもの。 フランスの夜間爆撃機、Voisin [ LA.P。この車輪がたまらん、というか四輪……? スパッド[。なんかこの機体はピアノ工場で作られたとか書いてあったような気がするのですが、まあ、まだ木と布と針金の時代だしなあ… F.E.8。ロータリーエンジン。 アルバトロス D.Xa。フォッカーですね。このころのドイツ軍機の塗装にもちょっと慣れてきました。 1918年、ドイツの航空機工場の様子。やはり材料は木と布、そして女性工員。 フォッカー D.Z。米陸軍の飛行場にうっかり着陸して鹵獲されちゃったんですと。 そんなわけで調査中、多分。 ソッピース スナイプ。光の当たりかたがなんか邪悪っぽい。 多分イギリス製、市民の皆さん向け識別表。 さて、博物館の締めくくり、お楽しみミュージアムショップです。まずはダースベイダー凧とレッドバロン凧。こいつらが喧嘩凧やってる光景を見たいような見たくないような。 宇宙でも書けるNASA謹製無重力対応ボールペン!! 一方ロシアは鉛筆を使った。 …やっぱりゴルフボール…… ミュージアムショップは地下1階から2階までの、かなり大きなエリアです。これはその地下に置いてあったセスナ 150のパーツ。 そしてUSS エンタープライズ!! ……スタートレックの、な。なんでこんなとこに…… どうやら本物の撮影用プロップらしいのですが、広大な土産物屋の地下の奥の方にぽつんと展示してあって、人気はあまりありません。いやまあ、だからって1階の月の石の前に堂々展示しろなどとはとても言えませんが。あ、これでエンプラポイント+2。 これで航空宇宙博物館本館は終了。次は自然史博物館へ。これから2〜3回はミリ成分なしになる、かも。 |
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