デイトン1日目 空軍博物館 第二次大戦その1 5月2日(土) 第二次世界大戦のコーナー。広さそのものは大戦までのコーナーがホールの3分の1くらいを占めているため、後のホールよりも小さいですが、機体も小さいので(B-17とB-29がいるのに、ではありますが、事実なんだから仕方ありません)密度は同じくらい。 まずはP-36 ホークとP-35の…言っちゃ悪いですが微妙コンビ。ちなみにホークの方は真珠湾その日の朝、という展示設定らしいです。 天井にはL-2M グラスホッパー。 さすがに第二次大戦がらみだと、日本関連の展示もちょっとはあります。八九式活動写真銃と、九八式射爆照準器。 地上の空軍兵(まだ空軍じゃないか)。 Mk.38爆雷。 日本人的には名が体を表して残念なことになってしまった機体、B-18A ボロ。いや、原義はちゃんと勇壮といえば勇壮な意味ではあるのですが。見た感じからしてB-17とは比べ物にならないと思っちゃうのは、結果を知ってる者の色眼鏡なんでしょうか。いやまあ見た目というかスペックの時点でげふんげふん。 よりによってその微妙な機体の下に置いてある、我らが零式艦上戦闘機二一型。ニューアイルランド島で見つかった、とありました。この飛行機に関しては日本国内に有識者がいっぱいいるでしょうから、いやこれは違う型だとかほとんどが新造だろうとか色々と指摘などあるかもしれませんが、私はとりあえず撮ってきた写真と解説板からの情報を列記するだけ(笑)。 幸いなことに日本機としては結構残っている飛行機なので、正直感動よりも「あ、ここにもあるんだ」とか、「とりあえずこれで日本機枠を埋めたんだなあ」的な感想が先にきてしまうのですが、それでもなぜかステンシルだけは接写してしまうという不思議。オスナノルナの魔力か! 上にはTG-3A。 デパートの屋上か! と思わず突っ込みたくなりますが、れっきとしたフライトシミュレーター、の祖先。解説板にも「微妙な外見だけど侮っちゃいけない。いまや訓練になくてはならない存在になったフライトシミュレーターの草分けであり、実際これを使った訓練の経験を生かして生き延びた例だってあるんだ」とか、精一杯のフォローが書いてあった気がしますが、無視無視。 L-1A ビジラント。 ここにもあったか回転翼凧、ドイツのFa.330。ル・ブルージェで実際動いてる映像を見た時は衝撃的でした。 鮫顔が多分一番似合う飛行機こと、P-40E ウォーホーク。この機体そのものは援英仕様のキティホークのようですが。よくアゴアゴもっさりといわれていると思いますが、実物を見るとそこまで気にはならないかなあ。鮫顔がうまくカバーしてるから? タイガースなのにダメ外人じゃなかった(実態など知ったことではない)数少ない例の一つこと、フライングタイガース。ウォーホークといえばこれ、ということで、関連の展示も。 PT-22 リクルート。 ……さっきから上に飾ってある飛行機については極端にコメントないよね、と思われるかもしれませんが、さすがにこんなあたりまでフォローできませんって。 今まさに東京を訪問する、といった態で展示してあるB-25D ミッチェル。床も微妙に空母風。東京に来たのは本当はB型だったりしますが、気にしない方向で。 そのドゥーリットルアタックへの日本の回答としてあげられてるのが、例の大陸間非弾道弾… A-24。米陸軍の急降下爆撃機… というか、おなじみ米海軍のSBDドーントレスの陸軍仕様。ニューギニアなどで使われたようです。 TG-4A グライダー。 何やら厳寒っぽい光景(アリューシャン戦線らしい)の中、P-39Q エアラコブラが! これもP-40同様、外見的に微妙機体の代名詞扱いされている節もある気がしますが、どうしよう、間近で見るとやっぱり格好いいぞ…? 何気に下が滑走路急速設営用の鉄板だったり、暖房機(エンジンあっためだけじゃなくてテントなんかの暖房にも使ったとか)があったり。 エアラコブラがあれば、もちろんこれも。P-63E キングコブラ。塗装は有人(おい)標的機 RP-63仕様。 ……そういった特殊仕様や塗装じゃない限り、P-39と一見しただけではどっちがどっちか分からない… AT-10 ウィチタ。 唐突に現れる女性兵士コーナー。ホーネットにも、のちのマサチューセッツにも何故かしっかり一コーナーありましました。それほどまでに重要なこと、であるのは確かですが、あるいはどこかからあつりょ… いえ、なんでもありません。 BT-13B ヴァリアント。 AT-11 カンサン。 そして、同機にて爆撃訓練中のトム氏。 AT-9 ジープ。一部部品はスクラッチしたそうで。しかし、同じような任務に同じような機体を大量に作ってる気が… PT-13D カデット。ステアマン練習機といった方が通りがいいですか。 OQ-2A。ラジコンで操作するターゲット。 ここで英軍機、ボーファイターMk.TC。米軍も使ってたんですね。夜間戦闘機として。 排気管が特徴的すぎる。 英国の誇りであるらしいところのスピットファイアMk.XC。オーストラリアで使われていた機体のようです。 …P-40よりこいつの方がアゴに見える… いやまあ、熱帯仕様機だから特別なんですけどこいつは。 VB-1 AZON 誘導爆弾。誘導だがエロくはない。 おなじみのFi 156 シュトルヒ。一家に一台くらいあってもいいなあと思わなくもない。 B-24D リベレーター、"ストロベリー・ビッチ"。ストロベリー、すなわちスイーツ(笑)かつビッチとは、一部の人たちから大いに顰蹙を買いそうな名前の機体であります。 尾部はいいとして、側面、飛行中にこの状態から撃つのか…? アハトアハト。 このホール唯一のイタリア機、MC.200 サエッタ。このイボイボカウリングがかわいくてたまりません。 L-4A グラスホッパー。愛称は使い回しなのか…? 多分リベレーターの下部回転銃塔。間違っても担当したくない部署ではあります。 DH.98 モスキート。シリアルナンバーはRS709で、MK.]Y仕様でレストアされてNS509のペイントを施された、とか。横で見ていた外人が"Wooden Wonder?"とか連れに喋っていたので、この呼び方は本当に世界的に認知されたものなのかもしれません。 …いや、あるじゃないですか。「〜として世界で有名である」と物の本にはありながら、実はその呼び名はローカルなものだった、みたいなことって、しばしば。 A-36A アパッチ。言わずと知れたP-51 マスタングの戦闘爆撃機型。 太平洋で大暴れした(>>56氏襲撃も含め)P-38L ライトニング。 こういう風に武装を固められると凶悪に見えますね。数的にはもっと積んでる奴らもいるにはいるのですが。 もう一機スピットファイア。これは偵察型のPR.]Tのようです。 やっぱりでっかいP-47D サンダーボルト。 M65 1000lb爆弾。 Flak38。 では、前半はこんなところで。最後に「天に召される飛行機乗りたちの道」のステンドグラス。 ……あー、いや、それは、どうなんだ……? |
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