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ばっくとぅとっぷ


デイトン1日目 空軍博物館 朝鮮戦争、現代最新鋭機 5月2日(土)



 次は時代的には朝鮮戦争からベトナム戦争へと続くのですが、場所の都合かここに新しい連中が展示してあったので、そいつらから。

 と、その前にホール間の通路にあった小さなホール(航空と宇宙に関する殿堂っぽい)。





 実物の展示なんかはない部屋なのですが、よく見ると天井で回ってるファンが新旧取り混ぜたプロペラ調。



 そして顔はめ……板じゃなくて宇宙服! さすがアメリカ、顔はめ板まで豪華だぜ!



 本題に戻って。次のホールは真ん中が結構空けてあり、なんかのイベント会場などにもなるような感じです。この日も、のちにこのテーブルで食事の準備らしきテーブルクロスや食器が並べられていました。



 あとはシミュレーターが置いてあったり。



 ……しかし、そんなホールなのに上を見上げればRQ-1 プレデターが飛んでたり、




 RQ-4A グローバルホークがいたりするから侮れません。つうかでけえ! グローバルホークでけえ!



 ボーイングのステルス技術デモンストレーター、Bird of Prey。名前の由来はスタートレックから。

 …わが国でも先端個人装備システムのコードネームだかなんだかがガンダムだとかいう話が出てきてもう駄目だこの国、と思いましたが、アメリカも実は相当… それだけ人口に膾炙した作品を持ってることを幸せと思うべき、なのかなあ…?



 そして、ホールの中央奥側にはこいつが。F-22A(正確にはこいつはYF-22A) ラプター! 世界最強最新鋭機です。 ……もうさすがに売ってもらう見込みはなくなりつつありますけどね。けち。




 各部をじろじろと。エンジンは別展示になってます。



 こちら。




 他には置き場に困ったのか、こんな変なものもこちらに。アブロ カー。この形態にすることで垂直離着陸を狙ったようですが… 結果はまあ、言わなくてもわかりますよね?



 XH-26 ジェットジープ。エンジンがローターの先についている以外は、そこまで変な外見じゃないですよね。少なくとも上の円盤よりは。

 …比較対象がアレなうえに普通と違う点が致命的すぎるわけで、やっぱり成果については言わない優しさが大事でしょう。30秒しか浮かなかったとか、そんなことは、ええ。



 XV-3 ティルトローター機。これは上の二つとは違って成功したっぽい。



 なんだセイバーか…と思ったら、偵察型のRF-86F。実は中ソの領空入って偵察活動やってたんですよ、トップシークレットでしたけどねー、という内容なパネルが結構な枚数。アレか、そんなに人に喋りたかったのか。この話。



 それに使われたカメラ。



 福岡は板付基地の管制塔に掲げてあったプレート。朝鮮戦争中は板付を使ってたんですね。



 PQ-14B。ラジコン操縦の無人標的機。



 T-6D テキサン 前線での爆撃誘導作戦、「モスキート・ミッション」に参加した機体だとか。



 TACP RADIO JEEP。モスキートと組んで働く無線力強化ジープ。アンテナ立ってます。



 B-29の胴体。中を潜り抜けられます。 






 通り抜けるのは機体下部、爆弾倉。クルーは本当は上の細いチューブ…魚の背骨みたいな感じの配置…を這って移動します。



 VB-13 TARZON 誘導爆弾。英国のトールボーイに誘導装置をつけたもの。爆弾から出るフレアを目印にして誘導する、とのシステムだったようですが、結局量産はされず。



 L-17A ナビオン。前線航空管制とか軽い荷物の運搬などに従事。



 F-80C シューティングスター。米軍初のまともなジェット戦闘機にして、Mig-15と初めてのジェット対ジェットの戦闘を行った飛行機。どうでもいいですが流星やら彗星やら隕石やら、飛行機の世界では稲妻やら雷やらと並ぶ2大命名源ですね。どこの国でも発想は一緒というか。確かに格好いいんですが、実はどちらも最終的には「落ちる」ものなのにいいのかな、というのがひそかな長年の疑問だったりします。



 B-26C インベーダー。もとはA-26だったものが戦後の類別変更でB-26になったので、まローダーとはまた別。……誤字だけど別にいいか、まロいという言葉はあることですし(あかんて)。



 B-45C トルネード。最初のアメリカ製4発ジェット爆撃機にして、そもそも最初のアメリカ製ジェット爆撃機であり、最初の核爆弾運用可能なジェット爆撃機であり…と解説にはありましたが、全部「最初のジェット爆撃機」で完結しそうな気も。



 発想はかなりネタくさいのに作ってみたらそれなりに使えてしまった、F-82Bツインマスタング。ネタ要員にされかけても華麗に回避してしまう、これだからチートは(笑:本当はほとんど新造なんですけどね)。



 この機体はハワイからニューヨークまでの無着陸飛行という、レシプロ戦闘機の長距離飛行記録を持っているそうです。合衆国海まで含めて横断(グアムとかプエルトリコとかのややこしいところは除く)て…



 UH-19B チカソー。陸軍でいうS-55。



 YH-5A ドラゴンフライ



 F-94A スターファイア。このあたりからセンチュリーシリーズあたりにかけての、かっこいいを若干通り越して一回りしかけているようなネーミング、意外と好きだったりします(スターなんとかにサンダーなんとか、物の怪シリーズと系統だってる点もなんかステキ)。こいつはその上光の術法っぽいし。



 東側名産Mig-15bis、北朝鮮機。この機体は北朝鮮パイロットが乗って韓国・金浦(多分)に亡命してきたもので、米軍は徹底的な調査、特にMig-15からの改良点についてを行った後に北朝鮮に対し「これあなたの持ち物でしょう? 返しますよ」と申し入れたものの無視されたため、この博物館で公開することにした…… ってこれはわかってておちょくったんでしょう。むしろ「ありがとう。せっかくなので返していただきますね。では何時にどこの基地に持ってきてくださいor取りに行きますのでよろしく」なんていう答えが返ってきた時の反応が見てみたいものです。



 C-124C グローブマスター。後ろから中に入れます。



 こんな感じで。



 そして中に積んであった0.25tジープ。



 こっちは普通のF-86A セイバー。セイバーに始まってセイバーに終わる朝鮮戦争なのでした。次はこのホールの残り半分、ベトナム戦争編。



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