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ばっくとぅとっぷ


デイトン1日目 空軍博物館 ベトナム戦争 5月2日(土)



 二個目のホールの残り半分、ベトナム戦争編。



 まずはF-100F スーパーセイバー。毎度のことながら「どこがセイバーやねん」と突っ込みたくなってしまうのは、私の観察力不足のせいでしょう。



 ホールの真ん中にでかでかと鎮座するB-52D ストラトフォートレス。このホールの主と言って差し支えないでしょう。就役50年を過ぎ、既に一家三代にわたって乗ってきた由緒正しいB-52乗り、なんていうのが存在するとかしないとか…



 A-1E スカイレイダー。今のところ、飛んでる姿を私が生で見た唯一のレシプロ軍用機(10年くらい前のオレゴンで、たまたま)。残念ながら便器もシンクも積んでませんでした。



 エリハチ的量産機というか、西側貧乏国の主力機というかなYF-5A フリーダムファイター。 って、塗装はスコシ・タイガーですか!

 ちなみにこの名前のスコシは日本語の少し。ベトナムで地上攻撃の実験をした時の作戦名だからしいですが、本来込めたかったニュアンスは「少し虎」ではなく、「小さな虎」だったようで…



 A-7D コルセアU。元々は海軍機でF-8クルセイダーの系譜です。当然先代F4Uコルセアの系譜でもあるのですが、ここの会社戦前戦後を通してめったやたらと会社名が変わってるのがややこしいというか…



 B-26K カウンターインベーダー。朝鮮戦争に続いてのご登場。さすがに強化されて名前もちょっと変わっています。



 EB-57B キャンベラ。もとはイギリス産ですが、マーチンでライセンス生産して米軍でも使用。



 O-1G バードドッグ。前線航空統制に使われましたが、単発で敵の対空砲火に脆弱だったため双発のO-2やOV-10にとってかわられました。



 マグダネルの悪趣味ネーミング戦闘機群の一機、RF-101C ブードゥー。この機体はキューバ危機の時にも偵察に飛んでいたそうで。

 ……あ、ここまで当然のようにR(偵察型)やらY(試作機)やらでも、メインのバージョンについての愛称やらなんやらを載せたりしていますが、そこは各自補ったり抜いたりして対処してください。あしからず。この飛行機に関しては、戦闘機というよりもむしろ偵察機として活躍したようですが…

 しかし、ここでブードゥーじゃなくてゾンビーとかの愛称をつけてくれたら最高だったんですけどねえ… まあ、ブードゥーも本来はアフリカの方の精霊の名前そのものですから、命名ルールから外れてはいないのですが、現代日本に生きる者としては、どうもブードゥーというと宗教の名前だと認識してしまって。



 会社から同機種を使っていた航空隊に贈られた、3つの大陸横断速度記録に対するトロフィー。他の機にもこんなトロフィーがいろいろあったのですが、全部撮ってるとキリがないのでこれを含めわずかしか撮ってません…



 SA-7Bグレイル。ロシア式に言うならストレラ2。



 O-2A スカイマスター。別型のO-2Bはスピーカーと伝単乗っけて宣伝戦に投入されたとか。



 OV-10A ブロンコ。ベトナム観測機トリオの最後というかCOIN機の代表ですね。



 CH-3E。海軍のS-61のこと。



 HH-43B ハスキー。ローターが二つ並んでいるというけったいな機体。しかし、マネキンさんも高所でロープにつかまりっぱなしとか、過酷だなあ…



 UH-1P イロコイ。自衛隊でもおなじみ。



 ヘリコプターのクルーが着けていたボディアーマー。ホッホッホ。




 C-123K プロバイダー。「只今絶賛レストア中」…なんですかね? …多分まだあるんだろうなあ、レストアしてたりしようとしてたりする機体… どれだけ巨大化するつもりなのか…



 EC-121D。民間のロッキード・コンステレーションから派生した早期警戒機。腹に見えてる巨大なでっぱりがレドーム。



 Mig-21F



 そしてMig-17Fと続けてみっぐみぐに(以下略)。



 C-7A カリブー。デ・ハヴィランド・カナダ DHC-4の軍用型で、STOL機。



 その腹の中。一物余裕で抱えられます。



 RQM-34Q ファイアビー。無人標的その他各種の用途に使われた機(どういう表記だ)Q型は70年代前半に北朝鮮の無線を傍受するために使われ(前に出てきたEC-121が北のミグにOされた後)、15機作られたとか。

 なお、この機体はなんか回収の際に水面に着水、を超えてしばしば海没したため、「空飛ぶ潜水艦(Flying Submarine)」というあだ名を奉られていたりします。あかんやん。



 F-105D サンダーチーフ。あるいは雷親父。雷親父とは思えないふとましいお姉さんがいますが、まあおいといて。



 QU-22B 通信中継機。無人運用を想定していたためQが付いていますが、実際は有人だったとか。



 おなじみF-4C ファントムU。解説板に「SEA」と強調してあるの、お分かりでしょうか。さすが米空軍の博物館だけあって、陸軍がまったく使っていない海軍の物はベトナム戦争のホールにこうしてわざわざ注釈を付けて置いている以外は総スルー、第2次大戦のところで見たとおり、英国産戦闘機でも自国仕様で展示しているのです。例外は戦前ホールのハリケーンくらいですが、あれはアメリカ義勇部隊が使った、という位置づけですから…



 U-10D スーパー…コーリアー? 読み方が分からない…



 可変翼機、F-111A アードバーグ。海軍型じゃないから駄作機じゃない…… か、なあ……?



 RB-66B デストロイヤー




 なんか爆弾類もそこらに転がってますが、正直めんどいので写真だけ…



 A-37 ドラゴンフライ。練習機改装のCOIN機。ドラゴン(フライはこの際無視する)というよりは、なんかワニみたいな印象。



 ソ連のSA-2 ガイドラインミサイルとランチャー。



 またしても雷親父、F-105G サンダーチーフ。



 しかし、こいつはAGM-45 シュライク対レーダーミサイルやALQ-71 ECMポッドを装備したワイルド・ウィーゼル部隊仕様。



 やたらと派手な服ですが、パーティーの時に着る東南アジアの伝統を入れた服…だそうで。

 と、これでホール二個目もクリア。次は冷戦時代に突入します。

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