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ばっくとぅとっぷ


ニューヨーク・アメリカ自然史博物館 5月20日(水)



 さて、マンハッタンの中央に陣取るセントラルパーク、その東西には世界最強クラスの美術館とそれに匹敵する大きさの博物館があります。前者は言わずと知れたメトロポリタン美術館、後者はアメリカ自然史博物館。当然両方とも私が訪れていないわけはない……のですが、自然史博物館の方は後述の理由で、メトロポリタン美術館はいうまでもなく、全部記録したりしていたらかつてその名を初めて教えられたNHKみんなのうたの曲のごとく、メトロポリタン時空に閉じ込められて永遠に抜け出せなくなりそうだったので(笑)、写真数が抑え目です。よって、時系列がぐっちゃんぐっちゃんになりますが、まとめて一頁で紹介する方向で行こうと思います。なお、この他にも近代美術館(MoMA)や性の博物館などにも行っていますが、それらについては通常日記で書いてしまったので、興味のある方はそちらをどうぞ(6月15日、6月25日)。

 セントラルパークの西側に位置し、地下鉄駅とも直結されている自然史博物館。哺乳類の生態模型から爬虫類・両生類関係、鉱物標本に宇宙に世界の民族、恐竜関係まで網羅する、スミソニアンの自然史博物館とも肩を並べるクラスの博物館……



 のはずなのですが、このように「経済状態がちょっと厳しいのでこのホールは営業時間を短縮しています。許してね」的な告知がなされているホールがかなりあり、3分の1くらいは見ることあたわず。しかも見ての通り午前のごくわずかな時間しか開いてないという…… この他にも目玉のはずの特別展も3時までしか入れなかったりしますし…

 客の入り自体はそこそこ多く、入場料もきっちり大人20ドルくらいとっているのですが、そんなにヤバいのでしょうか。ともあれ、そういうわけで鉱物・隕石のホールや一部民俗展示は閉鎖中。

 なお、面積的なメインは各大陸の動物の生態模型展示だと思われますが、人形(人じゃないけど)の作り物っぽさがちょっと眼に付く感じでした。よって写真はなし。まあ、ハーバードの博物館みたいに「全部剥製!模型なし!」とかされても今度は生臭すぎたり生々しすぎたりしちゃうわけで、一概に作りものだから駄目だということはないのですが。



 南米の遺物なんかは見れたので、まあいいんですけどね。




 あとはアフリカの方の儀式の衣装とか、



 世界各地の民族の衣装とか。これは中央アジア〜シベリアですね。某鋼鉄の人に似てなくもないのがステキ。




 日本コーナー。突っ込みどころはせいぜい最後のサムライくらいでしょうか。




 化石もちょっとだけ。



 むしろ、個人的に一番興味をひかれたのは爬虫類コーナーでした。いや、実物の蛇とかそんなに好きじゃないんですけど、写真とか模型とかを見るのは大好きなんです。



「食用にされる爬虫類」コーナーに置いてあったイラブーと蝮酒(多分)とか。




というわけで、ある意味本命、「気をつけよう! こういうことをしている時に蛇に咬まれるよ!」の人形展示。



 倒れた木をまたいで…… あ、危ない!!



 岩場を登ろうとして何気なく手をかけ…… あ、危ない!!



 何気なく岩の隙間に手を突っ込んで…… あ、危ない!!

 ……とまあ、こんなところ。本来の力は間違いなくこんなものじゃない場所ではありますので、もう一度行っておきたくはあるのですが、いかんせんスミソニアンやメトロポリタンと違い、入場料をしっかりがっちり取るんですよねえ… どうしたものか…

ニューヨーク・メトロポリタン美術館 5月24日(日)・6月2日(火)





 いよいよやってきました、メトロポリタン美術館。まさかその昔、不思議な歌詞と背景アニメに引き込まれて、何か怖かったけれどついつい忘れられずにいた、あのNHKみんなのうたの名曲、「メトロポリタン美術館」の舞台に来ることになるとは。ちょっと感無量。

 …それはいいのですが、一回目は一人じゃなく知り合いと一緒に行って見て回るペースが普段の三分の一以下だったということもあり、今のところ二回行ってはいるものの、まだもう数回は行かないと全部じっくりは見て回れないよなあ、というところ。ヘタしたら閉じ込められるという噂は、伊達ではありません。

 まあ、ここは料金が「寄付」という建前になっており、別に1ドルしか払わなくても実は入れちゃったりするので、何度行くことになっても特に財布は痛まないのですが(笑)。



 というわけで、1階の武器・甲冑コーナーを中心にちょっとだけ抜粋。まずはこれ。フランスのアンヴァリッドにもありましたが、このやる気のない表情がいいですね。



 ガン+ブレードは見果てぬ浪漫です。



 顔つきピストル。呪われそうな一品だ…



 顔の中心と胸のところ、これ見よがしにネジっぽいものが突き出しているのが分かるでしょうか。そういう効果を狙っているのでしょうが、ロボっぽくて実に不気味。



 もっこり!!



 パレード状態。



 長物はいいですね。無双三段!





 日本の鎧も何点かありましたが、それよりもむしろ兜の方が面白いですね。ちょうど連れに「日本の兜には色々と面白いのがあるんですよ。兎とかいたり」とか語っていたところ、まさにその実物があったりしてちょっと面目躍如。



 どこぞの奥州筆頭っぽい兜だと思えば、まさに仙台藩白石家に伝わっていたもの。



 古墳時代の甲冑もありました。



 こっちは古代ローマ。




 エジプト、アスワンハイダムに沈むはずだったものを移築してきた神殿。



 オセアニアかどっかの魔除けだか霊よけだかだそうで。酋長だか誰かの姉妹を象っている、そうですが……

 これ、ポーズだけ見たらとんでもないポーズだよなあ。くぱぁですよ、くぱぁ。しかも姉妹の。うひょぉ(どうやら脳内で二次元変換フィルターが発動してしまったらしい)。



 東南アジア方面のこういう怪しさも好きです。




 西洋絵画については私ごときが語れるはずもなく。

 全力で駆け足でしたが、これで博物館・美術館類を処理完了。次は国連本部なので、写真の枚数はまたしても少なめですがこれは一頁立てておきましょう。

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