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ばっくとぅとっぷ


オタワ・カナダ戦争博物館その2 7月15日(水)





 前回の引きで次は常設展示、と言っていましたが、実は一度、順路を無視して兵器展示ホールの方に入っていたりします。そこでは、ご覧のように「いかにもイギリス系」の軍楽隊による演奏などのセレモニーが行われていました(何のセレモニーかの確認はし忘れたので不明。あかんやん)。英本土に行かなくても見られるもんなんですねえ、あの軍服。バッキンガム宮殿まで行かないと見られないものかと思っていました(細かなところで違うかもとか、んなこたぁ知らん)。

 …で、別に入館の時に何も言われなかったし見ていてもいいんだろうけど、しかし私以外の一般入館者っぽい人間もごく少ししかいないし… と微妙に挙動不審を自覚しつつ見物していたら、見かねた係員から「このセレモニーは一般にも公開されていますから、見ておられても大丈夫ですよ」などといわれて安心したりしつつも、ただやっぱりここにいても展示物をゆっくり見物することは今はできないっぽいので、正道に立ち返って時系列順の展示の方から先に見ることに。そちらでは、今までカナダが関わった戦いの歴史を、昔から現代にいたるまで順に追っていく形式になっています。



 どれくらい昔かっていうと、このあたりから。



 まあ、さすがにすぐに白人と銃砲が流入してくるところまで話は飛ぶのですが。二枚目のはフランスの臼砲ですね。1758年の物。



 次に出てくる話は1812年、米英戦争。日本から見るとどうしてもアメリカによく似た影の薄い国(某国際関係漫画参照。パスター!!)に思えてしまうカナダ(ただし、当時は純然たるイギリス領)ですが、アメリカの侵略を受けたようなことだってあったのです。あるいは、今でも潜在的な緊張関係がないとは言えないかもしれず。



 前述通りこの時のカナダはまだイギリス領ですから、軍装はイギリス軍の物。なお、イギリスが別戦線でワシントンD.Cまで侵攻し、大統領府を焼き払って後のホワイトハウスの下地を作ったのもこの戦争。



 そして、1837年の内乱の際に反乱側が使おうとした(実際には火を噴いていない)木砲。そういえばまったく同じ時期、太平洋をはさんだ島国の経済都市で起きた反乱でも出動していましたっけ、木砲。



 これはカナダ西岸、ブリティッシュコロンビアの先住民がイギリスの侵略に抵抗する際に着ていた皮のシャツ。金属片を縫いつけて防御力強化を図っているのですが、見ての通りその金属片というのは中国の古銭。この古銭の出所については明示されてなかったのですが、ひょっとしてここまで交易が及んでいたのでしょうか、あるいは間にアイヌとかを挟んでいるのか。それとも、カリフォルニアのゴールドラッシュで流入していた中国移民から?



 1885年ごろの機関銃。



 次の大きな戦争はボーア戦争、南アフリカですね。



 12ポンド施条砲とか、後期の軍装とか。



 そして飛んで、第一次世界大戦。キッチナーがなんか言ってます。



 ヴィッカースの機関銃や18ポンド砲、



 そして、世界史… あるいは日本史選択者でも知っているはずのアメリカ参戦の引き金、Uボートに沈められたルシタニア号の舷窓。



 前線で兵士たちが暇潰しに使ったギャンブル道具や、手慰みで作った作品など。材料は薬莢なんか。



 白兵戦用のナイフ(正式装備ではないらしい)ですが、18番のメリケンサックにブレードというかスパイクというかがついたのがなかなかいいですね。いいのか?



 ボディアーマーとか楯とか。こうして見ると兵器というか人間の進化って螺旋状というか、進歩はしつつ、でも昔に戻ったような形状の物が再び登場することってままあるよなあ、などと。



 上にも何の脈絡もなく飛行機がいたりするから気が抜けません。



 カナダ軍が鹵獲したドイツの77ミリ砲。砲身が破裂、といってもいいような感じで裂けています。結構分厚い鉄の筒なのにこうなってしまうんだなあ…



 人工衛星か化学の分子模型か何かのように見えますが、正体は榴弾が降ってくるさまの模型。



 そんな弾を撃ち出す8インチ榴弾砲。



 銃弾と砲弾の破片が人体に与えるダメージの図。砲弾の破片ってほんとえげつないですね。いやまあ、だからって小銃弾の方お願いします、ともとても言えませんが。結局貫通してるし。



 慰問の時に着られたピエロの衣装、かな?



 2トントラックに装甲を張り付けた簡易装甲車。



 ドイツの機雷。カナダのかなり沿岸部まで敷設され、被害がでていたようです。

 さて、ここからが第二次大戦。




 まず出てくるのは、「邪悪の象徴」とまで書かれる総統閣下のメルセデスベンツ。米軍が鹵獲してカナダに引き渡されたとのこと。ガラスが割れていますが、元々割れていたのか鹵獲時に割られたのか、それ以降に割れたのかは不明。




 デイトンでも目撃したフライトシミュレータの祖先、ここでまさかの再登場。




 日本とカナダは香港などで直接干戈を交えていますから、日本関連の展示もちょっとだけあります。三八式歩兵銃を構えた日本兵と南部十四年式拳銃、九六式軽機。顔のアップはお約束。



 あと日本がカナダに直接打撃を与えたといえば、やっぱり風船爆弾の話も。意外と奥の方まで飛んでるもんなんですね。



 こちらのこの手の博物館には確実にある、戦時中の総生産数表。どう考えてもメインとはいえない国でさえ、これくらいは作っていたわけで…




 戦争ネタの子供のおもちゃや雑貨など。我が国をはじめ戦争状態に入った国だとこういうものを作ってしまうのはむしろ必然なわけで。



 カナダに送られてきたドイツの捕虜たちが、収容所で極秘に作っていたクロスボウやコンパス。こうやって展示されているということは、計画は未然に露見してしまったのでしょう…

 なんか中途半端な気もしますが、ページごとのバランスも考慮してここでまた区切りを入れます。

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