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ばっくとぅとっぷ


オタワ・オタワ市街 7月15日(水)





 戦争博物館からバスで市中心部へ戻る。次はやっぱり一国の首都に来てるんだからということで、国の中枢たる国会議事堂へ。




 三棟に分かれたカナダ国会議事堂と、それらの所在する丘、パーラメント・ヒル。ご覧の通り日本のそれとは様相がかなり違い、こちらの都市なら必ず存在する都市中心部の緑地帯・公園の昨日まで兼ねたエリアになっています。観光客が多いだけでなく、少数とはいえ目の前の緑地で昼寝してる人間がいる国会議事堂というのもなかなかないぞ…




 他にも、国会議事堂と同じ敷地に迷い猫の保護所があったりするという。ほんと、なんというか… 平和な国だなあ…



 丘の裏手から見たオタワ川。対岸はもうケベック州、ガティノーです。



 さて、国会議事堂内部の見学ツアーがあるというので参加することに(無料)。入れるのはこの真ん中の建物。普段は大学で政治学を勉強しているというお姉さんの案内で内部へ。あ、のどかとはいえさすがにボディーチェックはありました。そりゃそうか(笑)。



 この扉の向こうがカナダ首相の執務室。残念ながら、この時は中には影武者がいるだけだったようです(おらんてそれも)。



 二階正面ホールの天井四隅には、カナダを代表する産業を象徴するレリーフがあり、それぞれ農業林業鉱業水産業という……実に地味、もとい大地に根を張ったカナダの特色を表現しています。これはそのうち鉱業。国会議事堂にヘッドライトつけたおっさんの顔というのも斬新であるなあ。右の飛行機は解説されていませんでしたが、これも同じホールの天井。カナダ、意外と航空機産業大国でもありますしね(日本だとどちらかというと悪名先行みたいにされている気がするボンバルディアとか)。



 下院本会議場。そんなに大きい場所ではないです。日本のそれに入ったことは残念ながらないのですが、多分これよりは大きいでしょう。というか、定数からして全然違うっぽいですしね。



 通路。



 委員会室、でいいのかな…? レセプションをやる際にも使われるとか。



 個人的に最も気に入った場所、図書室。国会議事堂は一度火事で焼失しているのですが、ここだけは焼け残った元のままの部分。時代を感じさせる円形の建物に書架が三層にも積み重ねられており、また用途柄水を打ったように静かな雰囲気が最高でした。



 外から見ると裏手、この部分。



 カナダ総督が列席する時は、ここに赤絨毯がひかれてその上を歩いてくるよです。



 上院本会議場。やっぱり大きくはありません(そりゃ下院よりでかい上院はないよなあ)。椅子や絨毯の色は、国旗の色である赤。



 天井にはカナダの象徴であるメープルなどの他、ウェールズの象徴である赤い竜など連合王国各国の象徴も。



 奥に見える玉座は女王陛下(英女王と同一人物ですが、一応別人格ということになっている、らしい)が列席時に座られるもの。



 これで中のツアーは終了でしたが、土産物屋も併設されていたのでそちらに。なんか、カナダ史では有名っぽい人物のアクションフィギュア(しかもなんかポーズが格好いい)が売ってたのですが…… だ、誰……?



 議事堂を出て、すぐ横を流れるリドー運河へ。もとは米英戦争の際に防衛のために掘られた運河だそうですが、今はクルーズやら冬はスケートリンク(世界最長の)として利用されているとか。




 この通り、複数の水門で水位を調節しながら船を進めていくようです。パナマ運河的。 …しかし、結構段差があるのですが冬はスケートリンクとして使うという場合危険じゃないのか? もっと上の水位差がない部分だけ利用するのかなあ?



 たまたま通る小舟があって、水門が開きました。



 開閉は人力。



 まだ少し時間があったので、ロイヤルカナディアンミント、すなわち造幣局へ。残念ながらというか当然というか内部の撮影は禁止。ここでは記念硬貨なんかを作っていて、普段使う効果はウィニペグの方の造幣局で作っているようです。実は大阪の方の造幣局に行ったこともなかったりするので、なかなか面白かったり。塗装済みはおろかホログラム付き記念硬貨なんていうのも今ではあるんですよねえ。さすがに買うにはちょっと高かったですが…



 バンクーバー五輪記念硬貨の顔出し板。五輪が絡むとなんか理性を失ってしまっているようにも思えなくもないアピールまで採用してしまうのは、どこの国でも同じなのかもしれません。それが五輪の持つ魔力なんでしょうか。

 なお、このあと折角だからとお土産にバンクーバー五輪記念25セント記念硬貨を買ったわけですが、その支払いのために財布を開けるとそこには今買った硬貨と同じシリーズ(絵柄は別)の物が既に入っていたりして軽く凹んだりしつつも、兎にも角にも一日目終了。なお、同シリーズの記念硬貨は他にもこの旅行中に2枚ほど財布の中に確認してしまいました。あ、有難味が… 

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