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オタワ・カナダ航空機博物館その1 7月16日(木)



 オタワ二日目はこの街もう一つの目標、カナダ航空機博物館へ。航空機関連施設のお約束として元空軍基地跡にあるため、戦争博物館よりさらに街外れに位置(向こうは西側、こちらは東側に)していますが、それでもバス一回の乗り継ぎで行けるというのはこの手の施設としては格段に便利な部類に入るでしょう。公共交通機関なんて最初から計算に入れられないような場所や、行く手段はあるけれど十分な計算を要するような場所に比べれば、少なくとも。なお、バスの系統は中心部からHuredmanまで行って、そこから129系統で終点まで。



 建物。この他に要ツアー参加の別館(別料金)格納庫があります。



 中はこんな感じ。広さ的にはウドバー・ハジーのシャトルホール以外の3分の2〜4分の3くらい、かな?



 玄関に飾られていたピッツ・スペシャル S-2A

 さて、例によって航空草創期や第一次大戦時の機体から展示は始まっていますが、航空博物館ももう3回目(フランスの時のル・ブルージェを含めたら4回、スミソニアンを2つとカウントすると5回)ですので、一機ずつじゃなくまとめてでいきます。そうしないとメインの連中いつまでたっても出てこないし…




 左上から、A.E.A シルバーダートボレル−モラーヌ単葉機マクドウォール単葉機ロイヤル・エアクラフトファクトリー BE2c。三機目はカナダ在住のエンジニア、マクドウォール氏が作った飛行機…ですが、設計の経験などなかったが故に色々と問題があり、ジャンプ以上には飛べなかったようです。




 航空博物館ですが、バイクや自転車や車が置いてあるのはよくあること。このバイクはハーレーらしいです。バイクには全く詳しくないのですが、しかし私のイメージするそれとは全然違うなあ。



 なんでか置いてあったエジソンの蓄音機。これこそなんでここにあるのか不明。




 モーリス・ファルマン MF.11ニューポール 12カーチス JN-4 カナックソッピース 2F.1 キャメル。キャメルはスヌーピーの脳内愛機。




 A.E.G. G.IV。ドイツの爆撃機。エンジンについてる防楯(かなあ)がキュート。



 アブロ 504Kソッピース 7F.1 スナイプで第一次大戦までは終わり。



 スナイプのあたりに置いてあった、ロータリーエンジンの動作モデル兼同調機銃の動作モデル。回転するロータリーエンジンとプロペラにあわせて動く同調機銃のメカニズムが一度に見れる優れ物…… というか、悪夢的マシーン?

 次は森と湾に覆われた国・カナダならではの、ブッシュフライトで飛んでいた飛行機コーナー。民間機とはいえ、過半数が水上機で飛行艇も混じっているというのは個人的には大変素晴らしいものであります。



 カーチス HS-2L La Vigilanceと同じくカーチス Seagull



 Noorduyn Norseman Vi。これでもかとばかりに踏ん張った脚がふとましくて素敵。



 フェアチャイルド FC-2W2。非常に潔い主翼の折りたたみ方がナイス。




 着陸装置換装中、車輪橇フロートと一粒で三度おいしいユンカース W 34f/fi




 このコーナーに転がっていた車両群。




 ベランカ CH-300 ペースメーカー(ピースメーカーにあらず:ってさすがにこの機体でその名前はありえませんね)、ステアマン 4EM シニア スピードメールテイラー E-2 カブデ・ハビランド D.H.80A プスモス(3枚目、吊り下げられている方)。




 デ・ハビランド D.H.83C フォックスモスワコ 10スティンソン SR リライアントデ・ハビランド・カナダ DHC-2 ビーバー



 この機体は現在レストア中。次は双発程度の大きさの旅客機コーナー。



 ボーイング 247D。ユナイテッド航空やカナダ空軍、カナディアンパシフィック航空などを渡り歩き、最後はカルガリーの石油会社、カリフォルニアスタンダードで働いていた機体だそうです。




 最初の一枚、一瞬使徒か宇宙人かなんかかと思ってしまったロッキード 10A エレクトラ。P-3オライオンの原型ではなく、その先代。アメリア・イアハートが最後に乗っていた機種です。機首のこんなところが荷物室になってるんですね。



 傑作機、ダグラス DC-3






 この区画にあった周辺機器達。…別に周辺機器じゃないのも混じっていますが、それはそれ。



 カナダに本拠を置く航空機メーカー、ボンバルディアのチャレンジャー 604。この機体は試作機で、のちにはフライバイワイヤシステムの実験などにも供されていたようです。日本では一頃ここの飛行機の不具合が多発していた時期にボンバル機ボンバル機と微妙な略称を授かって新聞紙面を賑わしていたような気がしますが、中・小型機の世界では結構有力なメーカー。実際、この旅行でも数回ボンバル機に乗っていたりします。



 実験機ということで、控えめながら落書きが。

 …今回は前座的な連中を適当にやっつけるだけで終わってしまいました。次回はカナダ軍のジェット機がメイン。カナダで空軍といえば、のあの飛行機の遺品なども出てきます。

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