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ばっくとぅとっぷ


フィラデルフィア・戦艦ニュージャージーその2 6月6日(土)



 ニュージャージー内部、メインデッキの展示区画へ。



 ここでもやっていたアマチュア無線。失礼ながら日本では廃れてしまった趣味のように思っていたのですが、こちらでは事情が異なるのでしょうか。それとも、こちらでも過去の趣味になりつつあるけど、たまたま設備を生かせる軍艦博物館各地では今もなお昔のように続けているだけ?(やっていたのが年配の方ばっかりだったのはその証左のようにも思えますが、そもそも記念艦の保存に携わるボランティアの方って退役した海軍軍人とか、基本的に高齢の人ですからねえ。それだけでは決め手になりません)






 無線室…… なのですが、外側の目立つ武装だけではなく、こういうところも近代化しています。日本のオフィスにもある(あった、という方が正確ですかね)ようなコピー機やファックスが。というか、コニカの文字が見えるぞ…?



「戦艦ニュージャージーを命名元の州で保存しよう運動」のナンバープレートなど。



 1937年の、戦艦が描かれたビスケット缶。年代からわかるとおりニュージャージーが描かれているわけではないのは御愛嬌。



 40mm機銃の薬莢。レイテの記念品。



 モスボールの様子。



 この艦、BB-62の先代、BB-16ニュージャージー。1904年、203高地が落ちるちょっと前くらいに進水した前弩級戦艦です。籠マストに二階建て砲塔と、古き良きアメリカ戦艦のステキ… もとい、ユニークな特徴をフル装備している様がたまりません。



 イントレピッドでも見ましたが、航海中に艦と艦の間で人員を行き来させる必要がある時に使う移動用椅子。電気椅子の次くらいに座りたくない椅子です(笑)。絶対落ちたやついますよねえ、これ。



 見るからに派手な展示なのですが、解説板らしきものは見当たりませんでした。赤道祭なんかの艦上でやるお祭か余興みたいなものの様子でしょうか。便器やら霧吹きやら箒やらが動員されているところを見ると、ふざけ度合いの高いものだと思うのですが。



 バックギャモン(だよな?)の盤が描きこまれたテーブルと椅子。ゆとり、ありますねえ。



 最新っぽい掃海器具の展示。




 他にも何の脈絡もなく最新の国土防衛体制に関する展示がある部屋で、一体何なのかと思いきや、「この部屋の展示内容はロッキード・マーチン社がお送りしています」だそうです。ああ、それでか。



 次は世界各国の戦艦発達史。代表として日本の記述を載せておきますが、ぱっと見そこまでおかしいことは書いてない… ように思います。



 同じ場所に置いてあった軍艦積み木。多分単に砲身のパーツが抜けているだけだとは思いますが、艦首(艦橋の向きから判断)に単装砲塔一基、艦尾に三連装砲塔二基という異様なスタイルに… あ、アメリカン三景艦?



 世界のライバルたち。日英(KGX)独(ビスマルク)だけじゃなく、仏(リシュリュー)伊(ヴィットリオ・ヴェネト)も押さえています。



 日本代表については言うまでもないでしょう。YAMATOです。



 ブル・ハルちゃんコーナー。




 食堂、厨房。現在はカフェとして営業中。



 昔(といってもたった20年前ですが)と今の食事の栄養価の違い。昔の人は貧相な物食ってたんだなあと思うか、こんなにカロリー上がったらそらアメリカ人みんな太るわと思うかはあなた次第。 …というか、ベーグルとソーダから察するに、全体的に量が倍増してないか? ほんの20年で一体何が…




 チャペル。



 図書室。2000冊以上の本やビデオなどがあるそうです。



 ゲダンク・バー。米軍名物アイスクリームやソーダの配給所。ちなみにゲダンクは虫歯の俗語。

 そういえば、士官風を吹かせた新任少尉がゲダンクの列に割り込もうとして、並んで順番を待っていたハルゼー閣下に怒鳴り飛ばされた逸話(該当項目参照)の舞台ってニュージャージーでしたっけ。書いてる今気づきました。



 酒保。各種カードも使えますってマジか!? ……さすが80年代でも現役の艦……



 靴の修繕をする区画… らしいのですが、何故か解説板だけ撮って全体像を撮らず。



 床屋です。三色グルグル(正式名称など知らぬ)があるだけでも十分ですが、扉が三色に塗り分けられているのがとてもステキ。



 リラックスしてるのか虎刈りにでもされるんじゃないかと心配してるのか、よくわからん表情だ… なお、バリカンはさておきシャンプーが当時の物かは、不明。



 艦内広報などの印刷室。コピー用紙も置いてあります。



 前に張ってあったので、多分ここで刷られたものでしょう。ヴェトナムの時くらい?



 独房。誰か入っているようです。



「どうしてこうなった……」




 ランドリー。プレス機も完備。



 ドライクリーニングの部屋。ランドリーとは別にあるんですね。

 これで艦内展示終了。正直、公開範囲的にはマサチューセッツよりかなり狭め(少なくともセルフガイドツアーの場合)ですが、内部設備の近代化度合いというのが見れるのはなかなか面白いといえましょう。上に載ってる兵装なんかは写真でもプラモでも確認できますが、中にコピー機積んでるとかドライクリーニング可能だとかはこういうところにこないとわかりませんし。



 艦尾はなんか休憩スペースになってました。




 後部、三番砲塔。



 砲塔脇に置いてあったSH-2F



 後部艦橋付近。



 煙突と煙突の間にハープーンが見えます。



 最後に、艦を降りる階段から。高角砲にハープーンにCIWS…… やっぱり、わけわからん光景だなあ、こうして見ると(笑)。

 はい、では土産物コーナー行ってみましょう。



 アヒル艦隊Tシャツ!! 某ウォーシップコマンダーゲーム(つうか鋼鉄の咆哮)愛好者としては、このTシャツは危険すぎます。こいつら絶対レーザーとかビーム撃ってくるって! 米軍とんでもない物作ってるな!!

 …すんごく欲しかったのですが、残念ながら子供用しかなかったので断念。いや、当たり前っちゃ当たり前なのですが。これを大人が着るのはちょっと、ねえ。



 日本製。意外にもマサチューセッツでは見なかったんですよね。



 特にニュージャージーとは関係ないですが、飛行機模型。しかもスミソニアン印です。ブランド化しとるのか、スミソニアン…



 よく観光地で売ってる(そしてついうっかり買って帰り道で早くもいらん買い物したなあと頭を抱える)やつ。一応ニュージャージー入りなのですが、つくりが雑すぎて言われないとわかりません… いやまあ、こんなのの中に異様に精密な模型が入っていてもそれはそれでシュールですが。



 それでは、フェリーに乗って撤収。フェリーの時間までは対岸から見たオリンピアや、ウミネコ(川だが)さんの映像でお楽しみください。

 さて、このフェリーですが、帰りは水上からニュージャージーに接近してくれます。これはかなり嬉しい。




 ナイス迫力。最高。



 真横から見た全景も。艦首から艦尾まで、すべてがことごとく細長い様子がよくわかります。

 これでニュージャージーは終了。最後はフィラデルフィアの市街をちょっとだけ眺めてニューヨークに帰りましょう。

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