チャールストン 空母ヨークタウンその2 9月7日(火) ヨークタウン、続き。今回は艦橋→飛行甲板→艦の中その2、と見ていきます。 パイロットの出撃待機室。場所的にはアイランドの下あたり。 毎度ながら赤い光で満たされたCIC。しかしこれ、そもそもどういう意味があるんだろうと今更なことも思いつつ。単純にこの方がレーダーなどの画面が見やすいから、でいいんでしょうか。 ……これまた例によってガラスのしきりが厳密に存在することに加えてこの照明なので、なんとなく「赤い部屋」以上のイメージが掴めないんだよなあ… 飛行甲板へ上がります。 艦載各グループの戦果一覧。瑞鶴…… 艦橋。ホーネットやイントレピッドに比べてややシンプルなようにも感じます。一応この間も戦後改装はされているっぽいのですが、レーダー等は展示にあたって撤去したのでしょうか。とすると艦橋前に置いてある機銃も改装時に残してあったのか展示にあたってわざわざ置き直したのかどうか。よくわかりません。 飛行甲板上には戦後機が並べられています。まずは艦首に阿吽の仁王像のごとく置いてあるF-8K クルセイダーとA-7E コルセアU。並べてみれば違いが…… よく、わかりませんね…… おなじみF-4J ファントムU。米本国ではすでに全部退役してるんですよね… SH-3G シーキング。海軍系展示だとよく見る機体。 蜂さん、F/A18-A ホーネット。エンジンはこの通りがらんどう。 E-1B トレーサー。レドームの形状がなんか不思議な印象を与えます。いや、どちらかといえばむしろこういう流線型の方が飛行機の部品としては前後左右対称な純粋な円形よりは自然な気もするのですが。エセックス級は狭いため、E-2 ホークアイができたあともこちらを運用していたようです。 解説板なし、パンフレットにも該当する名前なし、当然私がぱっと見て分かるわけもなし。どっかで見覚えがあるような、でも少なくともホーネットとイントレピッドは確認したけどいなかったよなあこんなの… と思ってTwitterで助けを求めたら、@drag11さんにA-3 スカイウォリアーでは、とご教示いただく。で、それを手がかりにぐぐったらこんな記事が出てきたので、確定っぽいですね。ありがとうございます。7月8日に来たばっかりっぽい。 艦橋から。垂直尾翼も折り畳めるんですね。 …だから一瞬うぃきぺなどで見た写真とイメージがつながらずに特定に苦戦したのですが… A-4C スカイホーク。そんなあやふやな知識でこんなページ書いてる私ですが、いくらなんでもこれはわかります。 S-3B バイキング。この機体は湾岸戦争、ソマリア、イラク上空飛行禁止監視、アフガン、イラク戦争と最近のでかい戦いに色々参加した歴戦の強者だとか。 A-6E イントルーダー。なんか、こいつだけ微妙に手入れがアレなような… …と思ったらこのF-14A トムキャットもでした。これから… なのでしょうか。でもこいつら、ペンサコラの海軍航空博物館からの借り物(今まで紹介したのは大体そう。これはホーネットもイントレピッドもですけど)だよなあ… S-2 トラッカー。エンジンの裏側はなんか生理的に寒気を催すような感じになってました(じゃあ載せるなよ)。 航空機展示は以上。次は艦橋に。 Chief of Staffの部屋。(船を動かす)係員の長、とか訳すのは致命的にアホっぽいというかそれ普通艦長という人のことだと思うので、ここは参謀長の部屋か何かでしょう。 ※追記:夕撃旅団・改のアナーキャさんより、「Chief of Staffは参謀長は参謀長でも機動部隊(Task force)の参謀長ではないか」とのご指摘をいただきました。ありがとうございます。 海図室と航海艦橋、そして米海軍おなじみのディスク舵輪(今適当に命名)。なお、ホーネットやイントレピッドで見られた艦橋の後ろの方は順路には含まれず。ただ、ホーネットは艦橋をツアー形式でしか見て回れなかったり、こっちで見れてあっちで見れずまたはその逆みたいな場所ももちろんあるので一長一短といったところですね。 …ただ、イントレピットだけは艦内設備を見せるという点でやや見劣りしますが… まあ、あそこは空母そのものを見せるというよりはより入れ物として利用する方向に割り切ってる感じだしなあ… 艦長の部屋と艦長の艦橋(Captain's bridgeってどう訳すんだろう)。艦長の部屋より参謀長の部屋のほうが立派っぽいようにも思えますが、気のせいでしょうきっと。というか艦長室って停泊時用とかは別のとこにあるっぽいですし。 ※追記:上述の理由により、機動部隊参謀長は少将クラスであり大佐クラスの艦長より上なので特に問題のない現象っぽいです。 最初ホーネットで見たときは衝撃を受けたエスカレーターを通って再び格納庫へ。「まだ使えるけどちょっと隙間の幅とかが危ないので動かしません」、だそうです。 降りたところには割と唐突にN-2 ステアマン。我が国の赤とんぼもいいですが、このカラーリングもいかにも練習機っぽくて好きです。 再び艦内へ。艦尾の区画はかつてのチャールストン海軍工廠の記念展示に使われていたり、また他にも艦内の一部の部屋で他の空母や主要決戦の展示などがあったので、それらをまとめて。 チャールストン海軍工廠のコーナーの潜水服展示より。確かに右にちらっと見える丸窓より視界はよさそうですが、しかしなんか凄いなあ、角窓… 護衛空母関連展示(このコーナーも結構色々な艦にありますね。護衛空母の実物は残ってないしなあ)。サマール沖、タフィー3に危機迫る! 嗚呼壮烈ガンビア・ベイ!! ……どうしても「こっち側」の立場にたってしまう人間としては、その、色々とがっかり感が…… まあ、「世界の戦艦」っぽいコーナーで自国の艦と同じくらいでっかく大和を展示してくれてるからいいんですけど。 …自分たちが大和撃沈に参加したから戦果晒しあげ感覚でやってやがる、というようなことは考えないようにしましょう。あとなぜか日本空母代表は蒼龍。 …降伏文書調印の際のミズーリ号の甲板を、日本側施設の立った位置までご丁寧に表示して展示されてもボロ負けした側からは文句の言いようがありません。 ……でもさすがに、戦艦長門から鹵獲してきた中将旗が展示されているのだけは、こう、極めて複雑な感情が色々と… 気を取り直して再び艦内設備。Supply Officeというから主計室とでもすればいいでしょうか。 ランドリー。 郵便局。 士官食堂。 つままれてる飛行機の中から「ちょwww おまwwwwwww」みたいな声が聞こえてきそうなマスコットですが、見ての通りカタパルト関係の機械室です。 1枚目が蒸気のタンクで2枚目がパイプもしくはシリンダー、3枚目がピストン的なもので4枚目が甲板上と直結してる…… のでしょうか。言うまでもなく細かい機構はさっぱりなのですが。 兵曹長、すなわち古参下士官のたまり場。ピアノは二つの戦争(二次大戦とベトナム)をこの部屋で戦い抜いた本物、一部の家具は弩級戦艦サウスカロライナから持ってきたものらしいです。ただ、このテレビが一体どの時代のものかは不明。さすがに二次大戦中ということはないにしても。 印刷室。 独房。灯りが一切ない(あるいはつけてない)あたりがいかにも、らしい。 酒保とソーダファウンテン。ハンバーガーが10セント。コークはSならタダ。 これで艦内の見られるところは概ね終了。いい時間になったし飯食うかなー、確かB-25のあたりに軽食があったよなー… と思ったら、どうやら順路の最初に入ったCPOの食堂で飯が食えるらしいので試してみることに。 選んだのはチキン(もういっ種類はなんかミートボール煮込んだの)。こういう所で出てくる食事のわりにはチキンもしっかりしてましたし野菜も多かったので結構良かった、かも(もっとも、私は余程の残念なレベルのものでない限り大概うまいうまい言って食ってしまう悪食なので、評価基準としてさっぱり当てになりませんが)。ただ、私以外の見学者は誰もここで昼食にしようとせず、胡乱気な目でこちらを見て次々通りすぎていくのが自意識過剰気味な小心者にとってはやや精神衛生上よろしくない環境でした。でもそりゃ胡散臭いわなあ。こんな南部の空母の中で一人もしゃもしゃ飯かっこんでる東洋人とか(苦笑)。 これでヨークタウンは終了。次は潜水艦クラマゴアとベトナム戦争海軍支援基地。これは多分一瞬で終わる、はず。 |
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