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ばっくとぅとっぷ


ウィルミントン 戦艦ノースカロライナ その2 9月9日(木)




 ノースカロライナ艦内、続き。さらに下の階層に降りて、機関室や主砲塔基部へ。




 巨大な機械の心臓。これで人が入って移動できるダクトでもあればまるっきりダンジョンですね。




 その中のさらなる核心、ボイラー(左)、緊急用のディーゼルエンジン(右)、タービン(下二枚)。多分これらはボイラー、タービンあたりは下の階層まで突き抜けてる、んじゃないかなあ、多分。



 機関室の階層を出て、次へ。これは工作室。



 ついで両用砲の弾薬を上の砲塔に供給する部屋(揚弾室とでもいえばいいのか)。



 配電室。4つあるうちの1つ。



 さっきの機関室とはまた違った意味で機械の塊、主砲管制室。ジャイロコンパス始め、アナログとはいえ精密機器がわらわらと。



 アナログコンピューターがもはや壁というか、通路の仕切りとなっています。



 珍しく赤い光に満たされていないCIC。おかげで随分と見やすく、広々とした印象を受けます。といってもこのCICは1944年後期まで使われ、後は艦橋部のCICが使われたらしいこと、auxiliaryなCICと解説板にはあったことから、1944年以降(あるいは単に最初から?)は補助的任務に使われていただけ故に機器の数が少ないだけ、かもしれません。



 書きこんであるのは何の略号なんでしょう。自艦隊の陣形…かなあ? NCの文字も見えますし、MAとかALとかマサチューセッツとかアトランタっぽいですし。



 ダメージコントロールセンター。この図面の損傷場所に対応したところにピンかなんかを刺していくんでしょうか。うまく写せませんでしたが全体図に写っている右側の図面はもうちょっと詳細な艦の見取り図。



 無線室。




 こちらは両用砲の管制室。

 計算機エリアを抜けて、いよいよ主砲塔の内部へ、入れるのは2番砲塔。



 所狭しと並べられた16インチ砲弾。



 これが真ん中の軸でしょうか。



 その上と下。いかにも回転しそうな感じ。



 実は砲塔の入り口や順路は見学の便宜のために新しく設けられたもの。本来の縦の移動はこのような梯子でするっぽい。



 装薬のエレベーターを操作する人。



 で、そのエレベーターと送られる装薬。袋の素材は強く、速やかに燃え、耐酸性などに優れている絹らしいです。もちろん着物などに使うものとはクオリティが違うはずだとはいえ、高級品だなあ。



 この高性能火薬の塊を一包みだけじゃなくて何個も、あのばかでかい主砲弾本体よりも長く連ねてぶっぱなすんですよね。そりゃ威力あるわ… なお、上の比較的小さい砲弾は先代、装甲巡洋艦ノースカロライナの10インチ砲弾。



 そんな物騒なものが山積みに。よく仮想戦記などで見られる「主砲塔に敵弾が貫通してあっという間に爆沈」という描写も、この光景を見れば納得できます。そりゃこれに火がつけば船体くらいへし折れちゃいますねえ。




 砲塔を抜けて医療関係エリア。歯科医やラボ、薬局、ドクターのオフィスなど。



 手術室と病室。他の艦だとこのあたりでマネキンを使った手術シーンを時にお茶目に再現していることもあるのですが、さすがにこの艦の白影人間でそれは無理っぽい(笑)。



 准士官の食器室&食堂。



 にあったウォータークーラー。さすがに稼働してませんでした。



 なぜか横には我が国戦艦群の識別表も。



 主計士官の部屋。



 司令部要員用オフィス。もっとも、ノースカロライナに提督が座乗することはそんなになかったらしく、普段はレーダー要員の寝室として使われていたようです。



 これで艦内は終わり、艦前部の上甲板に出てきました。次回は上甲板の構造物と艦橋を。

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