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※なお、以下の内容は全てこじつけであり、実際にゲームのキャラ名が軍事ネタに由来しているというわけではありません。詳細説明については駄文置き場トップを参照してください。

 第二十一回(2005.3.22)
秋色恋華にみる帝國海軍



ネタ要目


タイトル:秋色恋華
発売日:05.2.25
メーカー:Purple software
総プレイ時間:10時間程度
傾向:学園
お気に入り:世良香澄、新山葵、戸倉真由
評価:B+

 義妹と幼なじみで教師のお姉さんに囲まれて過ごす主人公の学校に、怪我で長期療養をせざるをえなくなったプロテニスプレーヤーの少女が現れ、それまで朴念仁だったな主人公が突然女性に対し積極的なアプローチを始める学園モノ。

 …と紹介するとよく言えば王道、悪く言えばありきたりな話になってしまうわけですが。こういう場合、王道と見せかけてストーリーに捻りを入れるか、あるいはキャラの魅力で押し切って王道を突き進むかの二パターンがあると思うわけですが、本作は後者に属すると思われます。つまり、シナリオ自体はまあ普通、その分キャラ萌えに傾注せよ、みたいな。
 で、キャラ萌えの視点から見たところでは各キャラツボを押さえており、まずまず成功している、といっていいでしょう。声やら表情やら、結構いいレベルでまとまっていると思います。

 お気に入り。香澄お嬢様が一番、かなあ。お嬢様といっても予想ほどツンではないというか、ストレートにデレというか素直なあたりがなんか新鮮。ツンというか無愛想という意味では真由にとられてるからかもしれませんけど。葵の直球っぷりもなかなかよかったですし、伊吹のネジがはずれただよもん星人っぷりも見てる分には楽しいですし。翼ちゃんいい子だし。あれ?ほぼ全員?

 総合評価は中の上。シナリオ的には「普通」の域を出ないと思うのですが、各キャラのスペックがかなりよいので。香澄お嬢様も葵も真由も伊吹も非常にいい感じです。翼も。…先生…は少し落ちる、か…まあそれはさておき、キャラ萌えとしては結構高いレベルだと思います。





 秋色恋華と帝國海軍

・巡洋戦艦伊吹、航空母艦伊吹 南条伊吹  

 南条伊吹。世界トップクラスのテニスプレーヤーにして主人公のマンションの上の階の住人。ただしその実態はネジの外れただよもん星人。こういう、スポーツはできるけど普段ゆるゆるっていうキャラも新鮮でって水瀬名雪という前例がありましたか。

 巡洋戦艦、航空母艦伊吹はCLANNADと東方シリーズに既出。巡洋戦艦の方、巡洋戦艦とは言うものの速力はそれまでの装甲巡洋艦と同程度しか出ていません。そこらへんもあってジェーン海軍年鑑では装甲巡洋艦として扱われています。


・駆逐艦霞(初代、二代) 世良香澄  

 世良香澄。学園理事長令嬢。牛丼が好きなお嬢様。外見からしていかにもツンデレな感じですが、どっちかというとツンの要素は少なめで結構ストレートにデレってくるあたりがこれはこれでいい感じだと思います。というか私はこういう直球系デレのほうが好きかも。このゲーム、各キャラ気に入ったのですが、敢えて一番は彼女でしょうか。ついでに、シナリオに意外性があった唯一の人(いいことなのかどうか知りませんが)。

 駆逐艦霞はSilhouette、ToHeart2に既出。二代は「陽炎」型の一隻で、スリガオ海峡、ミンドロ沖、大和特攻と太平洋戦争でも屈指の修羅場に参加し、力尽きた艦です。


・駆逐艦葵(初代、二代) 新山葵  

 新山葵。主人公の義理の妹にして、深夜番組に出る程度のアイドル。血縁(義理ですが)なんぞ知ったことかとばかりに直球で好意をぶつけてくる豪球少女。

 駆逐艦葵は花咲くオトメのための嬉遊曲で既出。初代が哨戒艇としてウェーク島に強行接岸しています。


・駆逐艦如月(初代、二代) 如月雅人

 如月雅人。葵の実の父、歌手。故人。葵シナリオの鍵の人。

 駆逐艦如月。初代は神風(初代)型。日露戦争直後の竣工のため、特に戦闘に参加することもなく1924年に掃海艇に移籍し、28年除籍。

 二代は61センチ魚雷を搭載した「睦月」型の二番艦。さらに、予備魚雷の搭載もあって、開戦時には旧式化していたものの、他国の駆逐艦と比べるとなお、有力な水雷戦力といえました。
 しかし、「如月」は開戦劈頭のウェーク島攻略戦の最中、必死の反撃をする島守備隊のF4Fの機銃掃射を受け、なんと爆雷が誘爆して轟沈するというむこう的には大戦果だけどこちらからすればたまったものじゃない敢え無い最期を遂げています。この日の戦闘は僚艦の駆逐艦「疾風」も陸上砲台の砲撃を喰らって沈んでおり、結局、真珠湾、マレーの大戦果に隠れた緒戦の大苦戦となってしまいました。
 結局、ウェーク島攻略は真珠湾帰りの南雲機動部隊の支援の下に上述の「葵」などの強行突入が行われた12月22日まで達成されませんでした。この後日本海軍の爆雷が誘爆しないタイプに改められたのはいうまでもないことでしょう。


 あと、何度か出かける遊園地に「アスロック」というアトラクションがありますね。上まで登ったあと急降下しておもむろに水に突っ込む様が同名の兵器っぽいから、ということで命名されたみたいです。というわけで元ネタは現代の艦船の装備、アスロック(Anti Sub-marine ROCket)。ロケットを装着した魚雷を目標に向けて発射、目標付近でパラシュート着水の後魚雷が敵潜水艦に向かうというもの。新型艦ではVLSから、それ以外ではランチャーから発射されます。
  
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