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※なお、以下の内容は全てこじつけであり、実際にゲームのキャラ名が軍事ネタに由来しているというわけではありません。詳細説明については駄文置き場トップを参照してください。


 第三回(2004.7.4)
姉、ちゃんとしようよ!2にみる帝國海軍



ネタ要目


タイトル:姉、ちゃんとしようよ!2
発売日:2004.6.25
メーカー:きゃんでぃそふと
総プレイ時間:1〜0.5×8+α時間
傾向:姉、甘え、パロディ
お気に入り:姉様、ねーたん、お姉ちゃん
評価:A

 お姉ちゃんに甘えたりパシらされたり弄られたりするシリーズ第二弾。
 前作の6人に加え新たに育てのお姉ちゃん2人が加わり、総勢8人のお姉ちゃんに甘えたりパシらされたり弄られたり。姉の余裕なのかはじめから義理の弟(または育ての弟)であることが解っているからなのか、明るくHに過度なスキンシップが展開されたりしてひたすら甘い(一部姉貴の場合甘くないかもしれない)姉空間で心を解かすゲームです。基本的にはエロゲーにつきものの「ラストが近づくとそれまでギャグだったのが一転シリアスになり、それを乗り越えてハッピーエンド」というパターンを乱発せずに(ごく一部にしか使わずに)ただひたすら弟に惚れている姉と最初から最後までベタベタコメディに突っ走る潔さに拍手を送りたいと思います。これは続編であるからできることかもしれませんけど。なんかもう最近無駄なシリアスより笑いを追い求めていたりするんですよね、私が。

 そういうわけで、内容はひたすらコメディ。また、これでもかとばかりにちりばめられたパロディネタが実にいい感じです。「食い逃げはヒロインの入り口」とか「北の方のヒロインは食い逃げをする」とか「空也のいない7月」とか「お逝きなさい」とか。もちろんガンダムネタとかはデフォ。大体ゲーム中の一日につき一つは入ってるんじゃないですかね?

 お気に入りの中では要芽姉様の最後の甘えっぷりとか、新キャラ、歩笑ねーたんの海おねえちゃんに負けないだだ甘っぷりとかがもう。

 プレイ時間的には人数が人数だけに個別へ割かれた時間が少ないという感もありますが、これ以上長かったら姉中毒を起こしそうなのでこれで適度なのかもしれません(苦笑)。あー、こんな姉なら一人は欲しい・・・





 姉しよ2と帝國海軍

 一見しただけでは今回はいないと思ってたんですけど、プレイしてみたら多少発見。うう、どいつもサブキャラ・・・


・駆逐艦若葉(初代、二代) 犬神若葉 

 今回、柊家の隣に引っ越してきた沖縄での主人公の育ての姉(なんじゃそりゃ)犬神帆波ねぇや、歩笑(ぽえむ)ねーたんの父親。出番とかそういう問題どころではなく名前が二回か三回ゲーム中で出てくるだけ。ただし、その際に「マスターワカバ」などと称されていることや、このゲームに出てくる親父(主人公の実の親と養父)は例外なくイカレていることから推測するに、きっとこの人もイカレた濃い親父なんでしょう。次があるなら登場するの・・・でしょうか?

 初代は「神風(初代)」型。関係の解説は確かCLANNAD編汐の項でやりましたね。日露戦争開始直後から量産された国産駆逐艦です。「潮」は辛うじて日露戦争に間に合いましたが、「若葉」は間に合わず、第一次世界大戦にて青島方面で行動した後、1924年に掃海艇に類別変更、それからわずか4年で除籍。

 二代目は「初春」型3番艦。超強力な特型駆逐艦を開発することに成功した帝國海軍でしたが、ロンドン条約によって補助艦まで保有総排水量を制限されることになったため、頭数をそろえるために中型駆逐艦を量産することが決定されました。
 ただし、「特型より小型にはするものの武装はあまり落とすな、というか上回るくらいの勢いで」という無茶苦茶な要求がなされ、それに答えようとした設計側が最大限努力した結果、とりあえず要求を満たした艦ができてしまいます。
 ・・・が、いかな優秀な設計陣をもってしても物理法則を超越することはできず、結局旋回すると大傾斜するといった致命的な欠点が発覚、バルジをつけて安定性を高めざるを得なくなります。
 しかも、物理法則の神様の怒りはそれだけでは収まりませんでした。同様に過小な船体に過大な武装を詰め込んだ水雷艇「友鶴」が荒天下の演習中に転覆する友鶴事件、空母「龍驤」や特型駆逐艦が台風で艦首を切断されたり船体が屈曲するなどの大被害を受けた第四艦隊事件と、この頃の重武装を最重要視して復元性や艦体強度をギリギリまで削った日本艦艇の設計の致命的な欠陥を暴露する事故が相次いで発生、当時の新鋭艦艇は結局軒並み改修工事を行なわざるをえない憂き目にあいます。この結果「初春」型各艦も結局武装をおろし、速度低下を忍んで重りを載せるなどの復元性改善工事が施され、当初の売りとは程遠い平凡な性能に落ち着いてしまいます。

 もっとも、戦争に突入してからのような今更そんな欠陥をグダグダいってられない時期になってから発覚するより、比較的余裕があるこの頃に発覚してしまってよかったのかもしれません。現にここで復元性の大切さとかを嫌というほど学ばされた帝國海軍は、太平洋戦争中少なくとも駆逐艦以上では荒天による喪失を出していませんし。他の国では1,2隻は「荒天により遭難沈没」みたいな艦がいるものなのですが。
 あの米海軍でさえ台風に直撃されて被害を蒙っていますし。もっとも、そういう天然ものの神風が吹いても進撃を遅らせることにはならなかったのですが・・・

 「若葉」は南方作戦に従事した後、北方部隊へ編入。アリューシャン方面で活動します。そしてアッツ島沖海戦、キスカ撤収作戦に参加しますが、この際アッツ島沖で駆逐艦「雷」と接触事故、キスカ撤収では駆逐艦「長波」「初霜」と衝突事故と二度も事故を起こしてしまいます。これはアリューシャン方面特有の濃霧が原因だと思われますが、 キスカ撤収では米艦隊の目を眩ませてくれた濃霧もやっぱり日本艦隊にとっても脅威だったのですねえ。そんな濃霧をうまく利用した木村少将はやはり只者ではないということでしょうか。

・通報艦宮古 与那嶺京 

 主人公の沖縄時代の彼女。要芽姉様に似ていたためつい付き合ったものの、中途半端な気持ちで付き合ってることが結局ばれて別れることに。何気にひどいぞ、主人公。
 帆波ねぇやルートの回想シーンで一応声が。しかし、この人水泳部であることといい、どっかで・・・

 通報艦宮古。通報艦というのは、文字通り無線が未発達の時代に艦隊の伝令のようなものをしたりする小型快速艦。もっとも、「宮古」は通報艦に類別されているものの計画時は水雷砲艦とされていました。後の魚雷を主兵装にした軽巡洋艦の祖先とでもいいましょうか。
 「宮古」は呉の海軍工廠で建造された初の艦艇ですが、何分初めてのこと故か、船の生涯最初の晴れ舞台である進水式で失敗、海に滑り降りる途中で停止して大騒ぎで曳船に引っ張り下ろされるという、なんというか列席者各位の気まずそうな顔が目に浮かぶ船出になってしまいました。
 進水式は船の生涯を占うイベントであるみたいに言われることもありますが、「宮古」は凶と出た運命から逃れられませんでした。竣工からわずか五年後の日露戦争は旅順封鎖中、例によってといいますか5月14日に旅順港外を掃海中触雷沈没。帝國海軍の厄日を構成する損失の一つとなってしまいました。

・海自補給艦ましゅう  摩周慶一郎

 要芽姉様の柊法律事務所のメンバー。前作から登場。金持ち、顔良し、頭脳良し、スポーツ万能で弁護士という完璧超人でありながら、要芽姉様に忠誠を誓いこき使われる哀れなお方。本人が幸せそうなので別にいいんですけど。

 海自の補給艦ましゅう。今年の三月に就役したばかりの新鋭艦。それまでの補給艦より5000トンばかり大型化、さらに若干とはいえステルス性に配慮した艦容をしていたり自衛用20mmCIWSを装備できたりといった新機軸を盛り込んでいます。
 ここのところの自衛隊の活発な国外活動っぷりからして、その是非はさておきこういう艦の活躍の余地はこれから増えていくのでしょう。・・・というか、DD系列な護衛艦が大活躍するようなことがあってはいけないのですが。

 ・・・と、三人分紹介してきたんですけど三人あわせて声付き1(男はボイス無しだから)、立ち絵あり1にしかならないという・・・

 ついでだから「何かの間違いでいたかもしれないシリーズ」なんてのも立ち上げますか。ただし、地名はあまりにマイナーなのがあるかもしれないからとりあえず駆逐艦メインで。ゲームなんかで新造艦を造る時に補完してやると自己満足できます。

・犬神 帆波
 「〜波」は駆逐艦命名法の典型パターンの一つですね。吹雪型「綾波」、夕雲型「長波」なんかが有名。

・柊(苗字)
 戦前の二等駆逐艦や太平洋戦争末期の「松」「橘」型にいてもおかしくないです。