駄文置き場トップに戻る
D.B.Eトップに戻る


※なお、以下の内容は全てこじつけであり、実際にゲームのキャラ名が軍事ネタに由来しているというわけではありません。詳細説明については駄文置き場トップを参照してください。

 第三十三回(2005.9.18)
あやかしびとにみる帝國海軍



ネタ要目


タイトル:あやかしびと
発売日:05.6.24
メーカー:propeller
総プレイ時間:約16時間
傾向:学園青春恋愛伝奇バトルAVG
お気に入り:一乃谷刀子
評価:A-

 夏休みが終わるまでに積みゲーを消化して冥色の隷姫に取っ掛かりなさいプロジェクトに従って崩してみた積みゲー。人妖と呼ばれる、妖怪っぽい(というか妖怪の末裔なんだが)特殊能力を持った住人達の住む町に逃げ込んできた人妖の少年と狐の少女と、彼らを追ったり護ったりする熱い先生達の物語。

 …ということで、話の内容としてはニトロプラス系。つまりは何よりも熱い漢達の戦闘シーンが山場となる、いわゆるところの燃えゲーであるわけです。萌えもいいけど、やっぱり男たるものたまには主砲に集中させる以外の方法で血を熱く滾らせてしかるべきだと思うわけですよ。主砲が何の隠喩かとか私に言われても知りません。
 というわけでこのゲームの真の主役は男性キャラどもでしょうね。加藤先生、九鬼先生、鴉、会長に副会長。アニオタ露西亜兄やらおっちゃんや光念兄弟に至るまで非常にいい味出してます。一人飛ばしたけどまあいいか。男どもだけでなく、日常生活部分の生徒会の面子も非常にいい味出していますし。生徒会長が、もう。照れ屋さん。
 若干話の流れが急というか主人公の強さがインフレしてるようにも見えなくはないですが、そこはそれなのかなあ。地道にトレーニングしてたらしいし、別にいいのかそれは。

 お気に入りは一乃谷刀子。私の趣味嗜好を勘案すればこれは必然。次にトーニャ。いいですよね毒舌系露西亜陶器少女。三番手が出番少ないけどさくらあたりかな。

 総合評価は上の下。今まで放置していたのを後悔できる程度に燃える。加藤先生もだけど九鬼先生がその、もう。すずシナリオではかなり悲惨な理由で反転してましたが。
 ただ、相手方主犯格に見えた人たちが割とかませ犬(というか狐)っぽくて拍子抜け。そういうことも含め、微妙に後半駆け足だったのは否めないかもしれません。





 あやかしびとと帝國海軍

・駆逐艦如月(初代、二代) 如月双七、如月すず 

 如月双七。主人公。本名は武部涼一。特徴ツンツン頭。如月すず。メインヒロインであるところの、九尾の狐(まだ若いから尾は一つ)。トーニャとの冷戦状態のやり取りが愉快です。…まわりでやられたら胃に穴が開くでしょうけど。

 駆逐艦如月は秋色恋華で既出。初代は「神風」(初代)型で実戦経験なし。二代は61糎魚雷搭載の「睦月」型二番艦。…ですが、真珠湾攻撃の裏番組、ウェーキ島攻略の際に、必死に抵抗する米海兵隊のF4Fに機銃掃射を受け、それがたまたま爆雷に直撃誘爆、呆気なく轟沈してしまうという敢え無い最期で戦史に名をとどめてしまっています。

・通報艦姉川、駆逐艦櫻(初代、二代) 姉川さくら

 姉川さくら。生徒会メンバーの一年生。背が高くて巨乳。…えー、割と好きなキャラなのですが見せ場は一番少なかったかも…

 通報艦姉川。元ロシア汽船「アンガラ」(旧名「モスクワ」)。日露戦争時に露西亜帝国義勇艦隊所属の病院船として旅順港内に在り、旅順陥落に伴い自沈。後に帝國海軍が浮揚、通報艦として編入されました。ところが、病院船を分捕るのはいかがなものか、と露西亜側から抗議があり調べてみたところ、露西亜の病院船宣言が手違いで日本側に届いていなかったことが発覚(赤十字→日本への通告が欠けていた)。結局、明治天皇から露西亜皇帝への好意による寄贈という形で露西亜に返還されました。このため、手続き上宮内庁に移管されたりもしています。
 返還後は工作設備を装備し、工作艦「アンガラ」として復帰。1911年の復帰後30年現役に留まり、41年の独蘇戦開戦時にはバルチック艦隊に所属。物凄い勢いで雪崩れ込んでくるドイツ軍に包囲されたタリン港から脱出しようとしたところ、独軍の攻撃を受けて沈没。
「姉川」は元の船名「アンガラ」に音が似ているから、という理由でつけられた名のようです。この艦に限らず、大量の捕獲艦が発生した日露戦争(と太平洋戦争初期)には、元の名前に出来るだけ近い音のを当ててみたり(潜水母艇「歴山」や砲艦「舞子」とか)、意訳してみたり(「マンチュリア」=満州→特務艦「関東」とか)、本来の命名基準とはまた違った感じ(命名基準に収まってはいるものも含め)でなかなか面白いものがあります。
 …無理矢理感漂うのもないことはないですが…

 駆逐艦櫻はFate、脅迫2、さくらむすびに既出。「櫻」型と「松」型。


 あと、すずシナリオの最終決戦で双七が引き集めた金属の中に現用兵器がちらほら混じってますね。まず、大物はF4EJ。全世界で5000機以上生産され、ベトナム戦争でミグと死闘を繰り広げるなどした米海軍の艦上戦闘機発祥の傑作機。愛称はファントム。その、日本向け改良型がF4EJ。三菱重工が140機のライセンス生産を行いましたが、日本の国情をかんがみて爆撃関連の装備が撤去され、より迎撃機的性格の強い機になっています。現在、既に米軍では全機が退役、日本で使われている機体も電子装備などの改良を施したF4EJ改が主流。つい先日、その残ったF4の大体機種の選定に防衛庁が入った、なんていうニュースが流れたのは記憶に新しいところです。どうせならF/A18よりはF/A22の方がいいなあ、というのは単に高くて新しい方がいいよね、程度の感想なので別にどうでもいいんですけど。
 スパローとサイドワインダーはそんなファントムなどが装備する空対空ミサイル。前者が中距離、後者が短距離用ですね。双方ともベトナム戦争あたりでは惨憺たる命中率(太陽に向かって飛んでいく赤外線誘導のサイドワインダーとか)でしたが、改良に改良を重ねられ、湾岸戦争などでも使用されています。

 以上が空由来の兵器。次に海由来がCIWS(シウス=近接防御武器システム)。イージス艦などに装備される、近距離防空システム。戦闘機や迎撃ミサイルを掻い潜って突っ込んできた敵機やミサイルを撃退する、艦隊防空最後の砦。高い発射速度と命中精度を誇るバルカン砲とレーダーなどで構成されています…ってなんて適当な解説なんだ…作中では20mmということで、もっともメジャーなファランクスでしょう。現在では20mmバルカン砲の威力不足から、口径を引き上げたものも実用化されているようです。

 最後に陸。120mm滑腔砲は現在の西側戦車砲の標準口径。ラインメタル社製のものとその派生、ライセンス生産版がメジャーでしょうか。日本の90式も独逸のレオパルド2も米国のMIA2もこの口径。仏蘭西のルクレールは国産だけどこの口径、英吉利だけは何故かチャレンジャー2に120mmライフル砲を載せています。
 XM297E2 56口径155mmカノン砲。現在開発中の米軍自走砲、XM2001クルセイダーに搭載予定の榴弾砲。我が新鋭99式自走155mm榴弾砲の52口径よりまだ長い砲身を持ち、最大射程は40kmを超えるとか弾種によっては100kmを超えるとか。