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※なお、以下の内容は全てこじつけであり、実際にゲームのキャラ名が軍事ネタに由来しているというわけではありません。詳細説明については駄文置き場トップを参照してください。

 第五十四回(2008.1.10)
BabyPrincessにみる帝國海軍



ネタ要目


タイトル:BabyPrincess(ゲームではない:今のところは)
発売日:―――
メーカーというか公式:BabyPrincessメディアワークス
総プレイ時間:―――
傾向:―――
ディスクレスプレイ:―――
お気に入り:―――
評価:―――

「妹が12人いる」という、発表当時の常識をかけ離れた設定(いや、今からみても十分かっとんでるんですけど、以降影響を受けて多数の姉妹を持つ設定のゲームなんかはそれなりに出ているので、アホみたいな量の姉妹設定も一般化してるでしょう、と考えます−それでもさすがに12人はそうそういないですが−)で当時の一部世間を驚愕させたシスプリ、すなわちシスタープリンセスの…ええと、正統後継者、でいいんですかね…G's magazineで開始予定の読者参加企画? 

 現時点ではまだ、プロローグと各キャラの軽い設定なんかが公開されているだけなのですが、この段階でとりあえず「主人公には19人の姉妹がいる…なんか、12人よりさらに(大幅に)増えた」「下5人は身長1m未満、つうか一番下は0歳児」等ということは判明しており、「また限界を超えた設定を作り出しやがった」と年末年始の一部世間にて話題になっております。まさか、こういう直球で限界を超えてくるとはさすがに思いませんでした。しかも、プロローグ見る限りでは一応姉妹+主人公の母親も存在しているようで…義理とか母親複数とかの小細工すら使わないつもりか(もっとも、ここら辺はいくらでも後付け設定が効くところではあるのですが、というかまだ情報が完全に公開されてる訳でもないし)…豪快だなあ…

 正直、シスプリに関しては最初は「妹12人だと? リアルで1人いても大変なんだありえねーよありえねー」的なお約束な反応で敬遠していたわけで、それなりに時間が経ってから当時強盛を誇っていた一群のシスプリサイトやCGサイト、並びに同人誌から徐々に知識を吸収していって、最終的にアニメ二期が始まる少し前くらいに「ああこれもありなんちゃいますかなあ」的心情に達した程度でしたので多くは語れないのですが、今やそんな小賢しい言い訳など必要としない程度に堕落したこの身の上、折角だから今度は最初から少し乗ってみようかなあ、とか思いながら公式ページを眺めているところであります。
 そうしたら、なんか姉妹の名前に妙に天象・気象名が多いんでないかなあ、とか、そういうことに気付いてしまったわけです。…そう、人名の天象・気象といえば駆逐艦名抱負だよねということ(あと、普通に設定読んでても多すぎて誰が誰だか把握できそうにないので自分の中での整理も兼ねて)で、およそ半年と少しぶりに(本来の守備対象−エロゲ−とはかなりズレていますが)本コーナーを更新せんとする次第。そういうわけで久しぶりなので念のため繰り返しますが、本コーナーは150%完璧なまでのこじつけです。「名前くらいしか関連性ないだろボケが」という苦情に対しましては、「その名前くらいの関連性を列挙しとるのだ最初から」と返さざるをえませんので、なにとぞご了承ください。あと、2008年1月時点における公式キャラ紹介のみを元に書いておりますので、キャラ印象等に関してはまだ暫定的な物であることも。

 …しかし、高校末期くらいのシスプリのときは敬遠してたくせに今になって「よし今度は折角だから」とかいってこういう企画に乗ってみようとか思うのはどうなんだろうなあ、自分…いい年して…

なお、年齢推定は『Baby Princess』十九人姉妹をゾーンニングで把握しようを参考にしています。





 BabyPrincessと帝國海軍

・駆逐艦春風(初代、二代) 春風(はるか:三女)

 リボン大好き、オトメ系で将来の夢が「幸せお嫁さん」な三女。推定中三〜高校生。一昔前なら正ヒロイン、といったところでしょうか。

 駆逐艦春風。初代は神風(初代)型。日露開戦後に国内で大量建造された型ですが、竣工した頃には既に戦争が終わっていたため一部の艦の第一次世界大戦参戦を除き実戦参加経験はなし。「春風」も1906年5月に竣工したものの、24年の掃海艇への類別変更を経て28年に除籍されています。

 二代はこれも「神風」(二代)型。八八艦隊計画期の艦です。太平洋戦争ではバタビア沖海戦などに参加、敵船の雷撃により大破(艦尾切断)した状態で終戦。その後、船体は京都府竹野港の防波堤として使用されました(朝鮮戦争の時に鉄屑として売っ払われたみたいですが)。あと、海自の国産護衛艦第一陣にも「はるかぜ」がいます。

・光(航空機用発動機) ヒカル(四女)

 性格男前で俺系ボーイッシュ(だけど髪はロング)、バカだなオマエとかしょうがないから守ってやるか(長女から)とかいう系統の四女。推定中三〜高校生。男前系でありながら外見が女の子っぽい、年齢的にも正統派の位置であり、結構強力になるんでないかなあという感がいたします。というか筆者の趣味的に。

 航空機エンジンの光は夕緋ノ向コウ側で既出。装備していた一番有名な機体は九七式艦攻(後に換装されてますが)、ですかね?

・駆逐艦夕凪(初代、二代) 夕凪(ゆうな:十一女)

 一気に飛んで小学二年生(公式確定)の自称:魔法使い少女。
 …しかし、魔法少女で小学校低学年というと、どうしてもあの白い悪魔が連想されて…たった一歳違うだけで、こうにも言動が違ってくるのか(単に悪魔と人間を比べるなという話ではある…あれ? なんか今空の彼方がピンクに光っ)…

 駆逐艦夕凪も初代、二代ともに「春風」と同じで「神風」(初代、二代)型。初代はやはり同様に、1906年に竣工、こちらは掃海艇への変更すらなく24年にさっさと除籍されています。二代はウェーク島攻略の後、第一次ソロモン海戦、コロンバンガラ島沖海戦、ブーゲンビル島沖海戦に各参加とソロモン方面で活動していましたが、44年に比島沖で米潜の雷撃を受けて沈没。

・駆逐艦吹雪(初代) 吹雪(十二女)

 虚弱系天才小学一年生。脳が回転しすぎると倒れる、視力が弱いなんていう設定もありますが、多分クール系のキャラ同士でかぶるのを防ぐためかなあ、とか思いつつ。

 駆逐艦吹雪の初代は「神風」(初代)型の前級。基本設計は「神風」型とほぼ同じですが、こちらは各艦、日露開戦時には竣工しているか、遅くとも日本海海戦には間に合っております。「吹雪」は遅い方のグループですが、日本海海戦には参加して24年に除籍。

 二代「吹雪」は言わずと知れた日本の誇るちょぉ駆逐艦、特型のネームシップですね。ワシントン条約締結に伴い建造された、なんかもう見るからにそれまでの駆逐艦とは一線を画したような新世代駆逐艦。…転覆? 艦首切断? なんすかそれ?
 特型各艦は太平洋開戦時にも(やや旧式化しながらも)第一線にあり、「吹雪」もマレー攻略などに参加していたのですが、42年10月のサボ島沖海戦で米艦隊の集中砲火を受け沈没。

・駆逐艦櫻(初代、二代) さくら(十六女)

 推定3歳くらい。もはやここまでくると、普通の作品でなら十分に異色の存在感を放てるような気がします。それなのに更に下に下がいるのが本作の恐ろしさ、か…

 駆逐艦櫻は頻出艦名。第一次大戦期の「櫻」型と太平洋末期の「松」型。後者、下関とか和泉灘で触雷して、結局和泉灘の方の触雷で沈没というのは凹みどころでしょう、多分…もろ本土やがな…

・駆逐艦霓 虹子(十七女)

 おませな2歳児(公式)。大きくなったら咲耶みたいになる、ということでいいんでしょうか。
 十六女以降くらいは、端からプレイヤーの姉妹としての人気を獲得するのではなく、シスプリの時点で既にいい年齢だった、三次元において娘とか持っていてもおかしくない(あるいは現実に持ってる:こっちを本文に回さなかったことに深い意味はありません畜生)高年齢層からの、父親視点からの支持を得ようとしてるのかなあ、とかそんなことをふと思いましたが、多分誰かえらい人が既に考えついて喋ってるでしょうかね、はい(十六女以降に限ったのは、十五女以上は小さいけど年齢以外に何がしかの目立つ属性が付与されている〜年齢以外での勝負も考えてないでもない〜のに対し、その下はそこまで強烈な個性がないため:いやまあ3歳児に付与できる属性とかそうそうないですけど)。

 駆逐艦霓(これでにじと読む)は日本が最初に導入(英国から購入)した駆逐艦「雷」(初代)型の一隻。同型艦には日本海海戦でロジェストウェンスキー提督を捕まえるという武勲を挙げた「漣」がいます。
 …が、「霓」自身は日本に回航されたその年のうちにあっさり沈没(1900年1月回航、7月沈没)。日本が失った最初の駆逐艦ということになってしまいます。同期の他の艦が日本海海戦も無事潜り抜けているということを考えると、この艦の不幸っぷりが更に際立ってしまうという…

・大型輸送飛行艇「蒼空」(H11K1-L) 青空(そら:十八女)

 活発で「どうしてそらには(検閲削除:するほどでもないけど)がないの」とか聞いてくるらしい1歳児(公式)。……もはや、少ない前情報だけでは私ごときには何もいえることがありません…

 「蒼空」は字も違う上に「そら」はおろか多分「あおぞら」ですらなくて「そうくう」と読むような気がするので、ほとんど関係ない気はしますがまあ、字義は一緒だよねということで。設計段階というか中断状態で終戦を迎えた大型輸送飛行艇です。完成していたら二式大艇(とても大きい:実機を船の科学館(当時)で見た感想)より更に一回り大きい機体になったみたいですが、あの時期にそんなのを飛ばして大丈夫だったんでしょうかねえ…

・戦艦朝日 あさひ(十九女)

 0歳児(公式)。公式でもばぶとかだぁとか言ってます(というかそれしか言えません)。実際に企画が始まった場合、どういうう風に動かされるのか、その点については興味津々であります。…ちゃんと一ヒロインとしてしっかり動かせるのか…?

 戦艦朝日は巫女舞で既出。日露戦争時の主力で主役の一隻。第一線を退いてからも潜水艦救難艦になったり工作艦になったりと裏方任務に従事しますが、太平洋戦争の比較的早い段階で米潜の雷撃を受け沈没してしまいました。  


 次に、「なにかの間違いでいてもおかしくない」グループ。

次女:霙(みぞれ)。高校二年生(公式)。乱暴に言ってしまうと千影の系列、かな? 
 妄想戦記とかに出すとすれば、「霓」と同じく「雷」(初代)型に紛れ込ませるのが一番でしょうか。字形も似てるし(だから使われなかったような気もします)。太平洋戦争期だと特型もしくは「朝潮」型に雨冠一文字艦名がいますから、そこら辺に。特に後者は「霞」「霰」に続いて「霙」とかいてもそんなに違和感ない気がしますが、どうでしょう。

七女:立夏。小学六年生。明るいツインテール。何気に上のほうには明るい系が少ない気がするので、結構貴重な人材、かも。
 立夏というのは暦の上の事象ではありますが、一応「初春」という艦もあるので、いけないことはない、の、か…? というか、そもそも「なんで「初春」みたいな名前が突然出てくるんだ」とはいつも思うところではありますが。まあ、なんか縁起よさそうだしなあ「初春」。縁起よさそうとかが例外ながら採用された決め手だとすると、暦の上のワンオブゼムに過ぎない「立夏」まで使われることはないだろうなあ。  

八女:小雨。眼鏡の地味っ子。眼鏡というだけで私の関心からは外れてしまって遺憾なことです。
 それはさておき、「雨」だと上述「春雨」(初代)型とか、「白露」型(「時雨」、「村雨」、「五月雨」、「春雨」)の中に地味〜に追加するとか。「小雨」とか迫力はないですが、まあ「春雨」よりはマシでしょう(笑)。

十女:星花。中華っ子。関羽とか張飛とか兄妹の杯とかいう小学三年生…そんな妹はどうなんだろうか…
 「○花」シリーズは「桜花」「橘花」「藤花」「梅花」の特殊機(有体にいうと特攻機)シリーズがあるにはありますが、さすがにこれに含めるのは妄想全開でも厳しいものがありますね。というか、わざわざ無理矢理押し込みたいシリーズでもないですし。縁起でもない。

十三女:綿雪。病弱系幼稚園児。病弱という点では直上の吹雪さんと被ってる(もっとも、向こうは局所的、こっちは全体的であり、向こうは天才という別の武器がありますが)ような…名前も似てるし…
 潜入するとしたらその姉と同じ特型第一グループでしょうね。「深雪」とか「白雪」のように女性名全開な名前の中だから違和感なっしん。…ただ、そうするとやっぱりここでも姉と被るような…

十五女:観月。巫女幼女。個人的本作最大の嘆きどころ。…巫女さん属性の子はいるのに…さすがに、幼稚園クラスだと、情熱を傾けられない…ああ、どうして巫女さんが(順番的な意味で)一桁台じゃなかったのか…せめて八女とか、そこら辺にいてくれたら…
 「○月」シリーズは太平洋戦争期の防空駆逐艦「秋月」型一択。大量建造モードに入ってからの艦だけあって、予定・計画艦名も含めると多少無理がありそうな名前でもなんとか入れられないことはなさそうですし(「大月」とか「山月」とか、かなりぞんざいだと思う)。
 いや、それでも無理か、さすがに「観月」は…というか、天象気象というよりは「月を観る」という人の振る舞いを示す単語っぽいしなあ…


最後に「まず確実にいない」グループ。

長女:海晴。唯一年上確定と思われるお姉さま。既にして十分にエロ担当っぽさを漂わせているような。名前から艦名とかを見つけるのはさすがに無理ですが、一応「海」という字が入っていてお天気キャスター見習い、というのは物凄く無理をすれば関連性がなくなくなくもないぞ、と…無いか…

五女:蛍。癒し系に見えてコスプレ趣味、主人公をお兄ちゃんと明確に呼ぶ上限。…主力世代では一番地味な感じもしますが、さて、この趣味はどう出るんでしょうか、的な。軍事的にはむしろ、英語のファイアフライだと英国フェアリーの複座艦上戦闘機とかちょっと強いシャーマンとかになりますね。

六女:氷柱。強気高飛車猫系美少女。で、ツインテール。大体どこら辺がターゲットか実にわかりやすいですね。ええ、勿論狙われてるわけですが私とか。天象気象名として不可能というわけではないでしょうけど、紛れ込ませるには違和感がありすぎる、程度。一応「アイシクル」でも探しましたがないっぽいですね。

九女:麗。鉄子幼女。ある意味、もっとも流行を取り入れられた設定であります。しかし、105系て…広島か… 珍しくごく普通(相対的に)の名前なので、これはどう頑張っても無理。鉄的な意味があるのでしょうか、教えてえらい人。

十四女:真璃。自称マリー・アントワネット。いいのかそんな名前名乗って、というのはまあ、幼稚園児ですし。フランス海軍にあるかなーと思ったけど、よく考えたら革命で首飛ばしてる側にあるわけないですよねえ。一応英国に巡洋戦艦「クイーンメアリー」はありますけど、英仏海峡越えるのはさすがにまずいですか。

 うむ、こうしてみると無理矢理に無理矢理を重ねたのも含めると結構な量をこじつけることが可能ですね。久しぶりの更新としては必要十分な量が書けて、書いた側としては(なんか間違った方向で)満足であります。…もっとも、単に絶対的なキャラ数が多いだけ、という気もしますが。

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