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※なお、以下の内容は全てこじつけであり、実際にゲームのキャラ名が軍事ネタに由来しているというわけではありません。詳細説明については駄文置き場トップを参照してください。

 第四十回(2005.12.22)
GALZOOアイランドにみる帝國海軍他



ネタ要目


タイトル:GALZOOアイランド
発売日:05.12.9
メーカー:ALICE SOFT
総プレイ時間:かなり長い
傾向:女の子モンスターを仲間にして悪いヤツをやっつけるRPG
お気に入り:とっこーちゃん、コンテ
評価:A-

 今年の「年末になると冬休みを潰させるためにアリスが出すやり込みゲー」。島の各地にいる女の子モンスターを仲間にして、イカ男爵を倒すゲーム。

 というわけで、このゲーム人間がほとんど出てきません。人間らしきものは多数出てきますが、全部モンスターです。今までアリスのゲームにでてきた女の子風モンスター達が今作の主役。どっかでみたやつらばっかりです。

 話の流れとしては各ダンジョンに日数制限ありで、1ダンジョンにつき2〜3人仲間にできるのが存在しているのでそれぞれイベント&戦闘をこなして回収したら次のダンジョンへ、の繰り返し。中盤以降、主人公が攻撃の中心にならない(手加減攻撃がメイン攻撃手段であるため、女の子モンスターへのとどめくらいでしか使えない)というのはある意味新しいかもしれません。主人公でもっともよく使うコマンドが逃げるって一体。

 仲間の女の子モンスターはモンスターであるため、H→妊娠→転生して同一キャラが子供に、という通常ではありえないところのサイクルを繰り返し、転生するたびにパワーアップしていきます。…つまり、(ほぼ)全キャラクターに子供バージョンの立ち絵並びにイベントがあるわけで。しかもかようなサイクルの上での子供バージョンなので、全員が主人公のことを「父(呼称バリエーション多数)」と呼ぶという、一部の人たちにとってはなんか凄い状況になっていたり。マニュアルにも「今回の推奨漢プレイ:全キャラ子供」とかありましたし。あれか、ついに子供萌えという禁断の領域に達しつつある世界の流れ(そんなもの本当にあるのか知らんけど)を見据えつつ、さすがにそれでお手軽にえてぃはやばいというところの二律背反をモンスターですからというマジックワードでなんとかしてみました、なのか。いや、別に子供状態でえてぃできるわけじゃないけど(当たり前です)。

 女の子モンスターは30体位いるわけで、各キャラごとに回想シーンを全部埋めるのはかなり気が遠くなる作業であったりします。もっとも、えてぃシーンは一人3つ、それも台詞変化のみ+CG有イベントが1〜2(えてぃであるきゃらもないキャラもあり)程度なので、CGコンプリート自体はそこまできついわけではなく、また、イベントが多数あるといっても発生条件はほぼ同じで全キャラにあるものも多数あるので血眼になって探さなきゃいけないのはそんなにないわけですが…それでも、イベントとして登録されて???の数が多い(あんまり回想欄が埋まってない)と前途遼遠さに気が遠くなるよなあ…それに戦闘メッセージとかまで入れると、もう…

 なお、取説に袋とじ形式で攻略データが載っていたりします。ストーリー進行、モンスター回収条件並びにダンジョン地図をラストまで載せてるかなり詳細なもので、これを読めばまあ、詰まるということはないでしょう、多分。単に無駄にボリュームの多いやりこみゲーを投げ込むだけではなくてこういうのをつけてくるあたりの親切さはさすがだなあ、と。

 ただし、あまりに便利っつか究極のネタバレなのでいきなり開けるのはあまりお勧めできません。…もともと根性もプライドも時間もないので開けちゃいましたが、私は…

 CG。上述したけど相当に広く浅くです。一人につき実質4〜5枚程度。若干、あまりに浅過ぎないかという感がしないでもないですが、これだけのキャラがいるわけでまあ仕方ないよなあ、と。
 もともと、大悪司にしろ大番長にしろ一人頭で言えばこんなもんでしたし。

 音楽。…も全キャラ分、しかも子供バージョンまであって、全部で70曲近くあるんですよねえ…これも物凄い量だ…
 なお、一番好きな曲はイカ御殿。キャラだとバトルノートかな。

 お気に入りは…って量がいるから書きづらいなあ…コンテ、フローズン、サワー、とっこーちゃん、まじしゃんあたりかなあ。特に前二人はえこひいきしたから結構強まってます。サワーはあのステキ腹黒さが最高。一周目でいきなり衝撃の結末だったのはちょっと呆然としましたが。とっこーちゃんは…私的王道ではあるのですが、攻撃手段が両方とも属性普通で特徴がなさすぎるのがちょっと辛い。単純戦闘力ではバルキリーに遠く及ばないし…

 総合評価は上の下。何も考えずにやりこみでレベル上げたりするのが大好きな人にとっては相当時間を吸われる物になるでしょう(特に二周目以降、挑戦迷宮に入り浸れるようになってからは)。
 ただ、イベント発生条件なんかで共通要件が多い分、単調になりがちなのも確か。あれだけの人数がいたら仕方がないとは言え、ちょっと変化に乏しいなあと思わないこともなく。そのわりに数が多いし。ちょっと水増しがすぎる、という気もします。

 あとは二周目以降に回収できるレアモンスター3体の扱いがその、あまりにも…エンカウント率結構低いし、えてぃシーンはあるけど転生しないし固有イベントないし…前述通り単調になりがちなので、2周目をするためのモチベーションとしてもう少しイベントとかあっても良かったような…
 逆に2周目からの新規参入キャラに他と同じだけの手間がかかるというのも問題ではあるかもしれませんが。とはいえ、転生もできないから強化しにくいのはちょっとなあ。

 どうでもいいけど、終盤に仲間になるバルキリーがゲームバランスを破壊しすぎです。雷神シドかお前は。

 というわけで、私のようにイベントもほとんどないような古いやりこみゲーを投げ与えたらサルのようにいつまでもやり続ける人間(タイトル画面が仲間にしてえてぃしたモンスターが増えるごとに埋まっていく様を見てニヤニヤできる人間)にとってはお勧め。一方、キャラごとにもっと深いイベントを期待していたり、やりこみとかあんまり好きじゃない人にはそこまででもないかなあ、くらいということで結論。





 GALZOOアイランドと帝國海軍他

・独戦車レオパルド、レオパルド2 レオパルド・マーラ

 レオパルド・マーラ。通称レオ。本作の主人公。偉大な従魔使いの師匠と間違って召喚されて、結果的に人外ハーレムを作ってしまうことになるなかなか羨ましい人。

 レオパルドといえばかつての戦車大国、独逸が戦後再び送り出した戦車。レオパルド1は戦後第二世代、2は第三世代に属します。両者とも独逸だけでなく世界各国で導入された傑作戦車といえましょう。2の方は今もアップデートが続いており、最新型はA6になる、のかな?

 しかし、戦後独逸の戦車開発って仏蘭西との共同開発御破産→レオパルド1、米国との共同開発御破産→レオパルド2と、なんか共同開発御破算続きですね。それだけ主力装備の共同開発が難しいということと、にもかかわらず開発費の高騰により共同開発の必要があるということなんでしょうけど…

 なお、大戦中の独逸に2号偵察戦車の発展系として50mm60口径砲を積んだ、VK1602「レオパルト」の計画もあったようです。結局、試作車すら完成していませんが…

・駆逐艦神風(初代、二代) 神風

 神風。2周目以降登場のレアモンスター。和風キャラ4(3)人目の弓使い。上でも書きましたが、あまりにイベント数が少なすぎる…随分割を食ってるよなあ…

 駆逐艦神風。初代は日露戦争時に量産された国産駆逐艦のネームシップ。同型32隻の大量生産でしたが、ほとんどの艦は戦争終結後の完成で目立った活躍はありません。

 「神風」も特に第一線にでることなく、哨戒艇に類別変更された後、28年に除籍されています。

 二代は八八艦隊計画による一等駆逐艦。日本独自の設計となった前級「峯風」型の改良型。安定性・復元力の強化のため若干船体が大型化、速度がその分低下しています。27隻の大量建造が計画されていましたが、ワシントン条約締結により実際の建造数は9隻に終わりました。

 この当初の建造計画では艦名とする固有名詞が不足すると考えられたため、駆逐艦は以降番号名をつけることとなっていました(「神風」は第1号駆逐艦)が、先代の退役や建造計画の縮小で結局無事固有名詞をつけてもらえることができました。もし計画通りに進んでいたら以降の日本駆逐艦は全部数字番号だったかもしれないわけで、随分と殺風景になっていたかもしれません。

 何よりこのコーナーが成立しなくなります、そんなことされたら(苦笑)。ああ、よかった。

「神風」は開戦時は北方で作戦、後に激戦の南方海域で船団護衛や対潜作戦に従事するも、最後まで戦い抜きシンガポールで終戦を迎えます。

 しかし、最後まで戦い抜いたところで運が尽きてしまったか、復員船として使用中の46年、御前崎沖で座礁した元海防艦「国後」の救援に向かったところで、自らも座礁、放棄。太平洋戦争参戦駆逐艦の中でも最古参の部類に属し、さらに終戦まで生き延びた古強者としてはあまりにあっけない最期でした。

 勝って兜の緒を締めよというか…いや、負けとりますがこてんぱんに。

・コンテ・ディ・カブール コンテ

 コンテ。岬で仲間になる霊体モンスター。金髪ロングの幽霊さんということで、お気に入りキャラの一人であったりします。

 ちょっと強引ですがコンテ・ディ・カブール。伊太利の弩級戦艦。超弩級戦艦ですらない旧式艦(建造は第一次大戦中:建造時期から見ればわが国の「扶桑」あたりと同期ですが)でしたが、1930年代に徹底した近代化改装を受け、第二次大戦にも参加しています。

 この近代化改装で30糎主砲の内側を削って32糎に引き上げたりしていますが、はたしてそんなことして強度的に大丈夫だったのでしょうか…速度も21.5ktから28ktに大幅引き上げされてますし…まあ、速度は伊太利だし置いといて(笑)。

 我らが日本の戦艦群も同じような大改装をしたという点では共通ですが、さすがに主砲を削って口径引き上げるところまではしていません。なおこの主砲、3連装×2+連装×2、さらに改装前は中央部に3連装×1で13門という面白い配置をしていました(中央部の1基は改装時に撤去)。

 戦歴は…まあ、伊太利艦ですから…開戦時から活動可能な数少ない感ではありましたがあんまり目立った活躍をすることもなくタラント空襲で大破着底。のろのろ修理しているうちに伊太利は降伏してしまい、自沈。その後ドイツ軍が浮揚しますが連合軍機の攻撃を受けて再度沈没。結局、戦後解体されてしまいました。

 なお、現在軽空母「カブール」が建造中ですが、そちらは「コンテ〜」が何故か削られてしまってるので言及はなしということで。

・ノースアメリカン XB-70バルキリー、英駆逐艦バルキリー バルキリー

 バルキリー。火山で仲間になるモンスター。最上級モンスターらしく、物凄い戦闘力を誇るゲームバランス破壊キャラ。いやまあ、この頃になると敵もかなり強まってるので彼女がいないと辛くはあるのですが。

 XB-70は冷戦時代の試作長距離超音速爆撃機。マッハ3で巡航して敵(蘇連)領内に核爆弾を送り込むという、今となってはとんでもない目的のために開発された機体。その目的のために機内のほとんどが燃料タンクで、白くて長い優美な機体でした。
 が、核の配達方法としては飛行機ではなく大陸間弾道弾が採用され、XB-70の生産は試作2機のみ。内2号機は事故で失われ、試作1号機のみが現在も米国内の博物館に展示されています。

 あとは第一次大戦時の英国V型駆逐艦に「ヴァルキリー」があったようです。1917年進水、36年解体。

・三菱 局地戦闘機「雷電」(J2M) ライデン

 ライデンは敵モンスター。イカ御殿に出現。力士風体格ということで、横綱の方が元ネタですかね。アメコミっぽい派手塗装(塗装?)だったりするのがカタカナの原因か。

 局地戦闘機雷電はパスちゃCで書きました。帝國海軍の対爆撃機用戦闘機。独特というか異様に太い外見なんかで印象に残る機体ではありますが、振動問題とか司会不良とかで結局その高速重武装を十二分に生かしたとは言い切れずに終わってしまいました。


 で、主人公達が住んでるのがそのものずばり戦艦大和。背景CGもあるわ航行シーンもあるわと、なんだかよくわからないけど徐に島に乗り上げております。沈没60周年でミュージアムは開館するわ映画にはなるわ関連書籍がわらわらでるわと、ちょっとアピールされすぎじゃないかい大和、みたいな一年でしたがまさか締めくくりでこんなところにも出てくるとは。まあ、アリスなんで別に大和がどーんと出てても何の違和感も感じなかったりしますが…

 戦艦大和、についての説明は…いらないでしょう。おそらく、普通の日本人でも知ってる唯一の日本の軍艦。もはや、伝説上の存在に近い気がしなくもないですが…