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※なお、以下の内容は全てこじつけであり、実際にゲームのキャラ名が軍事ネタに由来しているというわけではありません。詳細説明については駄文置き場トップを参照してください。

 第三十四回(2005.9.28)
夜明け前より瑠璃色なにみる帝國海軍



ネタ要目


タイトル:夜明け前より瑠璃色な
発売日:05.9.22
メーカー:オーガスト
総プレイ時間:約12時間
傾向:AVG
お気に入り:リース、ミア
評価:A-

 月に人間が住んでいて、交流はないけどその存在は地球に知れ渡っている世界。月との玄関口の町に住む主人公の家に月のお姫様がホームステイしてくるお話。
 とまあ、粗筋だけ見ると突拍子なオーガストの新作(なお、略称に関しては「あけるり」「けよりな」「瑠璃色」ほか、色々説が分かれてるようですが当サイトはとりあえずけよりな説に立つことにします)。っつっても基本的には同居並びに隣近所に住んでるヒロイン達とがっこ行って仲良くなって一緒に暮らして仲良くなって事件が起きて収束させてハッピーエンド、という普遍的パターンではあるのですが。
 大半は斯様に作法通りに進行するため、評価対象は会話等の中身に移るわけですが。総体としては悪人とか奇矯な人がいない、割とまったりした世界であります。その点肩の力を抜いてプレイできたんで、第3次スパロボα→あやかしびと→冥色の隷姫と、気合と根性と熱血分と睡眠時間を大量に消耗した最近のゲームライフにあって、ほっと一息、な感じでよかったかなと。いや、超個人的事情でありそんなもん感想に残すなと思いますけど。
 あくまで以上は個別ヒロイン攻略あたりまでの話で、オーガスト名物Trueルートで今までの前提論点にちゃぶ台返し、な真実開示は健在だったりします。健在だったりはしますが…うーん、今回はそこまで色々ひっくり返されてないかなあ、とも。予想範囲内で収まってしまった感があります。それが悪いというわけでは全然ないんですけどね。フィーナ凛々しかったし。でももうちょっと長いかと思ってたらあっさり終わってしまったのはちょっと残念かなあ。
 まあ、プリホリのひっくり返し方が鮮やか過ぎて印象に残ってるせい、とかはあるんでしょうけど。
 短かった、といえばプレイ時間も結局そんなに長くなかったですね。分岐点のセーブポイントから開始&私の読むスピード(随分速い部類に入る、と思う)を差っぴいても。一日一日、というか一イベント一イベントのテキストが短かったかなあなどと。テンポがよく気合を入れなくてもプレイできる反面、荒さや雑さの表出とも取れかねないかと思います。学校関係のイベントとかは無きに等しかったですし。まあ、あんまり長々とお約束を見せられても疲れるだけだったかもしれないんでこれで丁度位なのかもしれません。

 …あとどうでもいい考察もどきで言うと月地球戦争が7、800年前。仮に現代が2000年代であると考えると、鎌倉時代くらいの人たちが月と戦争してたことになるんですねえ。この世界の歴史とか考えると色々ステキそうです。竹取物語成立しねえ。…ってか月の姫様といえば竹取物語かモチーフというか。などと妄想。
 まあ、地球連邦なる組織が平和裏に運営されている世界ですから、ねえ。…「地球連邦」「月」となるとむしろ戦争の道具が人間の10倍程度の大きさの人型機動兵器だったりコロニーだったりする世界の方をこそ妄想しだしたりします。というかヒゲ。ヒゲになるともう連想の連想でしかないわけですが。

 …妄想はさておき。原画とか。べっかんこう氏なわけで、言うまでもなくよし。主題歌「Lapis Lazuli」はとても気に入りました。こういう曲大好き。…要するにアニソンとかエロゲー主題歌の王道の曲が趣味なわけで、随分とまあオタオタしてますこと、ってのは自覚してますから黙ってください。電波ソングも好きなんだい!(フォローになってない)

 お気に入りは強いて言うならリースとミア。姫様もTrueルートの熱々振りとか素晴らしいものがあり、地球人勢もみな佳いのですが、あえて頭身低い二人で。ミアはころころ変わる立ち絵・表情(含む伸縮自在)、リースは無口無表情無愛想系で両極端なわけですが。犬系、猫系どちらもいいですよねえ、などと家に犬猫両方ともいる(直接の飼い主ではない)日和見野郎は言ってみる。

 総合評価は上の下。マイナス点はテキストの粗さくらい。世界としては大好きです。
 あとは全員クリアごとにおまけシナリオがありますが、追加Hのキャラとショートコメディのキャラが無作為に混ざっていたのはなんだったんだろう、とか、True見た後のメーカーロゴのあれは一体、とか。いやまあ、別にマイナス点ではないんですけど。





 夜明け前より瑠璃色なと帝國海軍

・駆逐艦朝霧(初代、二代) 朝霧達哉、朝霧麻衣 

 朝霧達哉。主人公。設定資料集曰くの真面目な主人公。というわけで何か奇矯な言行が目立ったり特殊能力があったりはしません。いやまあ、別になくても何の問題もない気がしますけどそんなもん。好感は持てますし。
 朝霧麻衣。主人公の妹。義理がつくのはもはや世界のお約束。…お約束ではありますが、義理の兄妹であることを自分達しか知らない(というか保護者が知らない)というパターンは珍しいかなあ、とかなんとか。兄ともども人格的にはなかなか良く出来た妹さんで。ああうらやましい。…あと料理のときのデスマーチがお茶目。

 駆逐艦朝霧は花咲くオトメのための嬉遊曲で既出。初代は日露戦争時の「春雨」型。それまで英国から輸入していた駆逐艦でしたが、本型は初めて国産に踏み切りました。といってももちろんこの時期に日本オリジナルのものが出来るはずもなく、英国ヤーロー社とソーニクロフト社製のよいとこどりをしたような設計になっています。…もっとも、頑張って開発した艦本式水管缶も所定の性能を発揮できないことが多かったり、コピーという言葉の前にさらに「劣化」とか「デッド」とかそういう言葉がついてしまう面はありますが。…ありますが、最初に購入した駆逐艦が1899年の「雷」(初代)型であったことを考えると、駆逐艦導入からたった4年でとりあえず国産化できたところは評価されると思います。
「朝霧」は日本海海戦で後の首相鈴木貫太郎率いる第4駆逐隊の旗艦として、露西亜旗艦「クニャージ・スワロフ」はじめ戦艦3隻を撃沈破する大戦果を挙げています。

 二代は「吹雪」型、いわゆる特型駆逐艦。このクラスは仕様の違いやらなんやらで何グループかにわけられますが、「朝霧」は第2グループに属し、主砲の仰角引き上げなどの改良が施されています。開戦時には最新鋭といえない程度の艦齢になってはいたものの、その重武装は健在で、同型各艦と共に第一線で奮戦。最期は「駆逐艦の墓場」(いやまあ、巡洋艦/戦艦/海軍航空隊/陸兵…って殆ど全部か)ガダルカナル近海にて、米艦爆の爆撃を受け沈没。

・装甲巡洋艦春日、特設航空母艦春日丸 鷹見沢春日 

 鷹見沢春日。ただし読み方ははるひ。鷹見沢家の母。現在は伊太利ミラノで料理修行中とのことで、本編では登場しません…が、菜月シナリオで送ってくる電報を見る限り、なかなか愉快な性格のお方のようです。
 春日は花咲くオトメのための嬉遊曲、ゆのはな、プリンセスうぃっちぃずにて既出。伊太利製の装甲巡洋艦と後の特空母「大鷹」。他には1944年11月27日の特攻隊に春日隊の名前があります(彗星艦爆2、爆装零戦1〜3+直掩零戦3〜4)。この隊は直掩機も最終的に突入したため、この攻撃で消滅しています。
 
  
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