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※なお、以下の内容は全てこじつけであり、実際にゲームのキャラ名が軍事ネタに由来しているというわけではありません。詳細説明については駄文置き場トップを参照してください。

 第三十六回(2005.10.13)
鎖にみる帝國海軍



ネタ要目


タイトル:鎖
発売日:05.9.22
メーカー:Leaf
総プレイ時間:約15時間
傾向:陵辱サスペンスADV
お気に入り:折原明乃、綾乃部可憐
評価:B+

 リーフがはじめて送る純然たる陵辱ゲーにして、実に久しぶりの「漢字一文字」。というわけで、傑作だったにしろ駄作だったにしろ凡作であってさえそれなりの評価が聞こえて…

「TH2XRATEキタ------!!」「でも、一旦全年齢で出てしまったから18禁はイメージが…」「だが、そのイメージを敢えて崩すのもまた一興!つか、エロス万歳!!」「アニメも始まる時期によく投入したなー」「しぇんむGJ!」「け、どっちも買わせようとしやがって」「でも買うんだろ?あの、このみのるーこの艶姿を見てしまった以上」「…そんな自分に腹が立つんだよ馬鹿野郎」

 …来ませんね。主に一部世間に流れているのは、同梱されていたPC版To Heart2体験版において、当作製品版が18禁になるという発表がなされたこと…

 というわけで、軒を貸して母屋を取られるというか、すっかり話題をさらわれてしまった格好であります。トバルなんとかとかチョコボのかんとかとか、そういう故事があるわけで、こういう結果になるのは十分予想済みだったとも思うわけですが…ミサイル万能論時代の戦闘機見たく、相手の領土に核ミサイルを迅速にお届けできれば本体の空戦性能はまあいいか、みたいな感じなんでしょうか…?

 あんまりネガティブイメージ全開で語っていてもあれなんで、本題。公海上の船舶に閉じ込められた主人公達が、陵辱殺人鬼の魔の手から逃れたり逃れられなかったりする話。閉鎖空間においてヒロインを陵辱殺人鬼から守り抜くという、猟奇の檻あたりから続く正統派のシチュエーション。…というか、どっちかというと遺作かな?

 話の筋としては「船底に隔離したはずの殺人鬼が何故か船内どこにでも出没する」サスペンスと極限状態に置かれたヒロイン・友人達の疑心暗鬼っぷりの人間ドラマがベース。手製の武器やアイテムを使用して部屋を空けたり戦ったり。

 前者に関してはこんなものかなあ。話の広がりはなさそうだけど、一作のゲームの舞台としては必要十分程度。後者に関してはなかなか凄いです。ゲスな友人にナチュラルに足を引っ張るヒロイン、それどころか寝返ってるヒロイン。そこかしこに転がる死亡フラグ。割り切ってみてればこれはこれで、非常に。

 ただ、どのルートにしてもエンディングはお粗末の一語。エピローグがない(エピローグと思えない)エンドすら結構あります。いくら陵辱と脱出がメインとはいえ、これでは投げっぱなしといわれても仕方がないかと。

 Hシーン。殆どが陵辱。しかも、大体すべて主人公は見せられるだけ。というわけでNTRが苦手な人はちょっと。もっとも、私もNTRは好きじゃないですが陵辱ゲースイッチ入ってたせいでむしろ愉しんでましたけど(人として最低)。シーンは軒並みハードです。まさか葉っぱのゲームでひぎいとか雌豚とか、そのような台詞が物凄い勢いで出てくる日が来るとは(雫とか痕とは陵辱率が違う)。…えー、私はそういうのも平気どころかむしろ、その、ねえ? なので問題ないですけど。

 システム周りとか、そこら辺は特に問題もなく。そこはそれ安定感。

 お気に入りは折原明乃。ポンコツ系幼馴染。シナリオによってはその性格とは裏腹なとても酷い目に合わされるところが…ええ、また、もうね?。次が綾乃部可憐。高飛車お嬢様。シナリオによっては(略)。…ということで、酷いこと、いいですね?

 総合評価は中の上。陵辱ゲーとしては高評価。裏を返せばただそれだけ。ただし、陵辱ゲーだと認識すると私が邪悪を愉しむモードにスイッチを切り替えてるんで、あまり深いことを(いつも以上に)考えていないという点に関しては考慮しておくべきでしょう。

 しかし、陵辱ゲー第一作であり、TH2ミサイルの発射母体として存在感が霞んでもまあいいか、程度の手堅い作品としてこれを送り出していて、第二段第三弾でこの路線の大作が用意されているとしたら…
 ゾクゾクしますね?いろいろな意味で。…とか、ちょっと期待してる自分がいたりいなかったり。いいですよ、どうせ私は邪悪です。





 鎖と帝國海軍

・通報艦千早、水上機母艦千早 香月ちはや 

 香月ちはや。主人公の実妹。…ですよね?
 なんで疑問系かって、そりゃエンドがあって当然そういうシーン(主人公との:他の野郎とのシーンの存在はゲームがゲームだけに自明)もあるからなわけですが…
 そう、「エロゲーにおいて妹には義がつく、つかない妹は攻略対象外」という、よく考えたらそうでなきゃおかしい(そうであっても十二分におかしいんですけど)暗黙のルールをあっさりと突き抜けて実妹エンド。さすがリーフ、予想の斜め上を行ってくれる!そこに痺れる憧れるぅ!
 …まあ、当然ながら客観的に見てアンハッピーエンドですけどね?

 通報艦千早。通報艦とは、まだ無線電信等が未発達な時代に艦隊の目として偵察、捜索などの任務に従事した軽快な艦種。といっても「千早」や同じく通報艦の「龍田」なんかはいわゆるところの水雷砲艦で、軽巡洋艦の先祖みたいな艦です。

 日露戦争では第2艦隊付きの通報艦として活動、日本海海戦では大破しながらも敵旗艦「スワロフ」に魚雷を命中させています。

 その後は無線の発達(日本海海戦の時点でもう「敵艦見ユ」が送信されてたわけですし)により通報艦の存在意義はなくなり、一等砲艦に転籍。関東大震災の際に救難活動に従事するなどした後、老朽化により兵学校の練習船へ。39年まで使用されました。

 水上機母艦千早。「秋津洲」型二番艦で、水上機母艦といっても他の艦と違い、この型は二式大艇や九七式大艇を甲板上に引き上げ、修理・補給や乗組員の休養を行わせるための飛行艇母艦です。

「千早」は42年7月に神戸で起工されましたが、戦局の悪化により建造中止。結局、日本が保有したこの手の艦は「秋津洲」と一時的に改造された水上機母艦「神威」のみに終わりました。

・雑役船葉山丸 早間友則

 早間友則。一言で言うと…小物?とりあえず、ここまでろくでもない主人公の友人というのも珍しいです(苦笑)。

 雑役船葉山丸。34年竣工の…まあ、ちっぽけな木造船。なんに使うつもりだったのか知れませんが44年に海軍に移管され、雑役船となった船です。

 じゃあなんでこの船を特筆してるかというと、海軍移管になるまでのこの船の所属が宮内庁。…で、葉山といえば御用邸。御用邸といえば天皇陛下。昭和天皇といえば海洋生物のご研究。…そう。宮内庁時代の「葉山丸」の主な乗り手は陛下その人だったわけです。何でも、葉山の御用邸に行かれるたびに「葉山丸」に乗られて、相模湾の生物を採取なさったとか。というわけで、この船は他のどんな軍艦よりもある意味「畏れ多い」船であるかもしれません。

「葉山丸」は無事戦争を生き延び、戦後は再び昭和天皇のお供を務め、56年に「はたぐも」と交代。現在、大山祇神社にて保存されています。


 あと、陸軍ですが折原明乃−明野飛行学校。陸軍航空の総本山。加藤隼戦隊長をはじめとする陸軍のエースを育てた地です。その伝統は今も受け継がれ、陸上自衛隊の航空学校やヘリコプター部隊が駐屯しています。