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※なお、以下の内容は全てこじつけであり、実際にゲームのキャラ名が軍事ネタに由来しているというわけではありません。詳細説明については駄文置き場トップを参照してください。

 第十七回(2005.2.14)
処女はお姉さまに恋してるにみる帝國海軍



ネタ要目


タイトル:処女はお姉さまに恋してる
発売日:2005.1.28
メーカー:キャラメルBOX
総プレイ時間:10時間くらい
傾向:お姉さま(自分が)
お気に入り:厳島貴子、宮小路瑞穂、十条紫苑
評価:A-

 「処女はお姉さまに恋してる」と書いて「おとめはぼくにこいしてる」。文武両道成績優秀才色兼備ええとこの跡取りのスーパー少年である主人公が、祖父の遺言と幼なじみの謀略によってお嬢様学園に女装して通う羽目になり、しかもその学園の人気を独り占めしてしまう物語。

 マリみてブーム以降か、こういう百合学園物って一つのジャンルとして確立したと思うのですが、そんな中でも特にほのぼのと甘い世界であるという点でなかなかいい位置を占めるのではないでしょうか。主人公が(ほとんど女の子だけど)男であるという点も斬新かつ親しみやすいですし。しかもかわいいし。
 私がこの分野に求める、「放っておいても顔がニヤニヤしてくる」という条件を見事に満たしてくれていますしね。学園全体からお姉さまとして奉られる快感?

 シナリオとか、いくらなんでも人前で女の子同士で(外見的には)抱き合ったりキスしてるのが「素敵」の一言で済まされるもんかいなとか一部を除き主人公が男であることへの反応があっさりしすぎかなあ、とかとかそういう点はちょっとありましたが、総体として非常にいいんでないかなあ、などと思います。まあ、プレイしてると瑞穂キュンが男であることを忘れてくるくらいなんでしかたないですか。
 なんか主人公ないがしろにした感想っぽいですが、この子がまた境遇にめげずに成長していくのです。普通ここまで完璧超人だと微妙に引くものがあるのですが、そこら辺も妙に親近感があったり。ヘタレでもなくさらに成長してしまう。凄すぎるよ瑞穂キュン。
 他にも挿入歌の使い方とか、卒業式とか非常にクる演出が多かったかなあと。

 CGとか音楽とか、は問題ないでしょう。演出のちびキャラが面白かったり、顔が、というか全身真っ赤になってぷしゅー、な演出とかはお約束といえばそうですがなかなかいいものだと思います。なんか異様にキラキラしたり星が飛んだりキャーキャー後ろで聞こえたりするのもこれはこれで。用語解説はなんだか微妙なチョイスだったのであってもなくても…という感はありましたが。まあ、民●書房ですし?

 あと、初回特典の絵本「ツンデレラ」に超笑った。ツンデレラ、て。

 萌えキャラ。ツンデレラこと会長こと厳島貴子。非常に高威力のツンデレです。今のところ今年最強レベルの一人といっていいんじゃないでしょうか。金髪釣り目で生徒会長でお嬢様。絶対無敵。あとは主人公の瑞穂キュン。ああもう、男にしとくのはもったいないっていうかプレイしているうちに男であることを忘れていくのですが…落ち込みorz姿がもう最高。…あれ?

 総合評価は上の下。非常に甘やかな世界観が心を平和で満たしてくれることでしょう。まりやさまとかみてる。主人公が女装した男の子だったり、そっち側に抵抗がなければ非常に素晴らしい世界だと思います。私?私はもうこの手の世界観への抵抗なんかなく、というか積極的に身を委ねていますが、何か?





 処女はお姉さまに恋してると帝國海軍

・水上機母艦 宮小路瑞穂  

 宮小路瑞穂。主人公にして容姿端麗成績優秀スポーツ万能名門出身、人当たりもよく全校生徒に慕われるみんなのお姉さま…でありつつ、男(笑)。話を進めるたびにお姉さまになりきっていってしまう姿が…非常にかわいかったり(苦笑)。ヘタなヒロインでは太刀打ちできません。

 水上機母艦瑞穂。帝國海軍といえば、何か(貧乏神とかいろいろ)に憑かれたように水上機を活用した軍隊として有名ですが、そんな水上機の母艦も当然、特設のものも含めて他国に比べて活躍した艦種です。「瑞穂」はそんな水上機母艦の一隻で、「千歳」型の準同型艦。この「千歳」型は水上機母艦とは言うものの、軍縮条約下の数的劣勢を補うために多少の改装で甲標的母艦になったり軽空母になったりすることが可能という、なんというか「贅沢な貧乏の産物」とでもいえるような設計になっており、現に、準姉妹艦の「千歳」「千代田」は水上機母艦兼甲標的母艦兼高速給油艦兼機関試験艦兼空母予備艦から結局空母に改装されてエンガノ沖で沈没というわけのわからないことになっています。
 「瑞穂」は戦艦「大和」に搭載予定だったディーゼル機関の実験艦として、ディーゼル機関を搭載して竣工しました。そのため、煙突がない一種独特の艦容をしています。もっとも、この機関は故障多発であったために結局「大和」への搭載は見送られたのですが。「瑞穂」の最大速力も22ノットでしかないですし。このため、「千歳」なんかと同様に空母に改装されるとしたら機関までごっそり変えなければいけないという、かなり大掛かりな工事になったと思われます。
 そんなところからして「千歳」達より不運な「瑞穂」でしたが、戦歴の方もかなり不幸なことに、開戦わずか五ヶ月にして遠州灘で米潜水艦「ドラム」の雷撃を受けて沈没してしまいます。これは太平洋戦争における、菊の御紋章をつけたいわゆる軍艦の喪失第一号。しかし、まだ戦況イケイケのこの時期に既に日本近海に米潜がいるとは…まあ、日本も潜水艦から米本土空襲だの砲撃だの仕掛けてるんで、潜水艦の任務ってそんなもんといえばそんなものかもしれませんが…


巡洋艦厳島、敷設艦厳島 厳島貴子  

 厳島貴子。ツンデレ生徒会長。いや、もうそれだけで戦闘力たるや推して知るべし。後半の真っ赤っかっぷりは一見の価値があると思います。最終話でのレア立ちポーズ、ふくれっつらなんかも凶悪。まさに一撃必殺32センチツンデレ砲(下記参照)。

 巡洋艦厳島。初期帝國海軍ステキトリオ、三景艦の一隻。清国の戦艦「鎮遠」「定遠」に対抗するため、向こうを凌駕する巨砲を持った大艦がほしい、でも金がない…
そうだ!何も一隻で対抗する必要はないんだ!適当な大きさの艦に一隻に巨砲一門ずつ載せて何隻かで一隻の巨大艦に立ち向かえばいい!
 …日本の男どもの合体ロボ信仰の源泉って、ここら辺にある気がしてなりません。れ、聯合合体サンケーカン…(なんだそれは)そういうわけで、「厳島」「橋立」の二隻は主砲が前に、「松島」は後ろに配置されていますから「厳島」はさしずめZZガンダムで言うコアトップでしょうか(しつこい)。
 まあ、実際には「何とかして勝ちたいんです先生お願いします」という海軍の泣きつきを受けたフランス人造船家エミール・ベルタン氏の苦肉の回答なわけですが。案の定、いざ実際に動かしてみると32センチ砲は操作複雑だわ発射速度は遅いわていうか一発ぶっ放したら反動で無茶苦茶揺れて照準どころではないわと問題続出で、結局4隻作るつもりだったところを4隻目は英国式の(今の目から見たら)普通な設計に改められています(それが巡洋艦「秋津州」)。ベルタン氏はこれにキレてフランスに帰っちゃいますが、根本的に無理な注文をなんとか形にしただけでも涙ぐましい努力の結果であり、あんまり非難できないような気がします。
 そんなわけで、日清戦争の黄海海戦に主力として参加。問題の32センチ砲は3隻あわせて13発しか発射せず、結局一発も当たりませんでしたが、副砲12センチ速射砲の乱射が日本勝利の原動力になっています。

 その後は第三艦隊旗艦として日露戦争に参加、1912年に海防艦に格下げ、1919年には潜水艦母艦「厳島丸」に改名。潜水母艦としての活動は短く、翌年には潜水艦学校の施設として係留され、1926年に廃船になっています。

 二代は敷設艦「厳島」。日本が新造した最初の本格的敷設艦です。小型の船体をしている割に搭載機雷数が300〜500と多く、その代わり速力、火力は控えめ。
 なお、日本発のディーゼル搭載艦でもありますが、このディーゼル、第一次世界大戦で沈没したドイツ潜水艦から引き上げたものを使っているという説もあります。
 太平洋戦争では敷設艦「八重山」と第十七戦隊を編成、南方で機雷敷設に従事。1944年10月、輸送任務中、スラバヤ沖にて蘭潜水艦「ツワルドビッチ」の雷撃で沈没。


駆逐艦紫苑 十条紫苑  

 先代エルダーシスターにして、病気留年で瑞穂たちと同じクラスになったお方。瑞穂の最大の後ろ盾。瑞穂の本性(誤用だけど間違ってないかな)を気配で察知するなど、すごい勘の持ち主でもあります。さすが元エルダーシスター。

 駆逐艦紫苑は1918年計画の二等駆逐艦、ということで「樅」型か、もしくは「若竹」型。両クラスとも太平洋戦争時には第一線は退いていたものの、船団護衛などの後方任務に従事、中には哨戒艇としてウェーキ島に強行接岸した「葵」「萩」(いずれも「樅」型)のように前線に立つ艦さえありました。
 もっとも、「紫苑」はワシントン条約に引っかかって計画中止。


敷設艇鷹島 高島一子  

 高島一子。瑞穂の部屋で20年ほど眠っていた幽霊さん。マシンガントークが素敵な幽体少女。自分からは透過して物を掴めないけれど、お姉さまに抱きしめられるのは可能なのはかなりな謎だと思います。一方通行幽霊…

 敷設艇鷹島。機雷敷設艇「測天」(二代)型の一隻。720tの小型艦です。1939年竣工、44年10月に沖縄への輸送任務中爆撃を受けて沈没。


海防艦高根 高根美智子  

 高根美智子。瑞穂のクラスメートのショートカットの方。自称受付の名の通り、他クラスからの訪問者の取次ぎでしばしば登場。もう一人のクラスメート、圭さんとコンビな感じ。二人合わせて結構謎な人たち。というか、さり気に最強説が流れているわけですが…おまけシナリオ2…

 海防艦高根は「鵜来」型。海防艦といえば、第二次大戦前後では船団護衛なんかに携わる小艦艇のこと。ちなみにそれ以前では「旧式艦の吹き溜まり」を意味し、そのせいでちょっとした混乱があったりもするのですがそれはさておき。
 「鵜来」型は、初めて設計を任された三菱重工が張り切りすぎてしまった結果、優秀だけどやたらと複雑で精巧な艦になってしまった「占守」型から簡略化(「択捉」型)に簡略化(「御蔵」型)にもいっちょ簡略化を重ねた艦。それでも更なる簡略化が進められ、それ以降の艦は固有名称なしに番号名を関する丙、丁型海防艦となりました。
 「鵜来」型の特徴としては工程簡略化のための直線構造の多用、(日本的には)強力な爆雷兵装なんかがあげられるでしょう。特に、前者においては工数で「占守」型の三分の一、平均建造期間4.4ヶ月まで圧縮に成功しています。もっとも、その代償に居住性能なんかはかなりとんでもなく、腰掛、食卓どころかハンモックまで廃止してしまい乗組員の寝具はゴザと毛布という、常在戦場もいいところなことになっています。
 あと、ここら辺のクラスになると「とにかく何でもいいから数をよこせ」という痛切な要求のせいなのかクラスわけとかにまだ混乱が見られたりします。

 「高根」は45年4月26日に呉で竣工、船団護衛に従事しますが7月30日に舞鶴にて敵機の攻撃を受け小破。そのまま終戦を迎え、47年に解体されました。

 駆逐艦楓(初代、二代) 楓さん

 楓さん。正式名称不明。主人公の実家のメイドさんだか親戚だか(ボーっとして見落としてました…)。一子シナリオで名前だけ登場とか、出番はそれくらいですが。

 駆逐艦楓はFateで既出。「樺」型と「松」型。二代は戦後中華民国に引き渡され「衝陽」と改名しています。