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ばっくとぅとっぷ


ボストン4日目 ハーバード大学自然史博物館 5月9日(土)



 今日は地下鉄に乗って大学街、ケンブリッジへ。お目当てはハーバード大学の自然史博物館。



 ボストンコモンの近くのタバコ屋にあった怪しい像。私がこういうのに惹かれちゃうのは、仕方のないことでしょう。



 ハバ大内部。土曜の午前ということもあってか、学生っぽい人は少なめ。



 その数少ない学生と思われる方。そういえば、本郷大学の三四郎池にもいたなあ、リス…



 芝生が多いというこちら全体に言える特徴を除けば、建物の雰囲気なんかは本郷や吉田の古い区画とさほど変わるわけではありません。というか、おそらく本郷や吉田が真似をしたんでしょうけど…



 お目当ての自然史博物館。



 ここの目玉は、多分植物模型。標本じゃなくて、この草花は全部ガラス製だったりするのです。かなりリアルな作りこみ。




 パッと見ただけでは本物かとさえ思ってしまいます。まあ、現代でなら樹脂を駆使すれば同じようなものをもっと簡単に作れるのかも知れませんが。でもガラスと樹脂とでは間に越えられない格の壁があるよなあ(笑)。



 サボテン類。




 実や根っこの部分もリアル志向。



 日本語解説もありましたが、昔にどこかのボランティアが作ったらしく、日本語的こなれ方に関しては目を瞑る方向で。




 特別展示は生物の色に関する展示。こういう自然界に存在する緑とか青とかの色って結構好きです。思わず翠とか蒼とか、ちょっと痛い表記をしたくなってしまうくらいに。



 シマウマの毛皮なんて初めて見ました。微妙に左右対称じゃないのは、工作過程での歪み?



 なんかえらそう。



 今はもういない旅行鳩。



 ドードー様。光の加減がいい感じに怨念をアピールしているかのようになってしまいました。



 モアの骨。

 ここからは化石コーナー。



 超巨大アルマジロ、グリプトドン。真っ先に思い浮かぶのは昔のドラえもんの映画(雲の王国だっけ?)だったりしつつ。しかしでかい。想像以上にでかい。

 しかし、実は旅行鳩でも真っ先に思い浮かんだのはドラえもんの一エピソードだったりするんですよね。あの作品って大長編、短編とも絶滅動物ネタとか恐竜ネタとかを結構取り上げていて、そこからこれらのものに興味を持った子供って結構いるんじゃないかなあ。

 というかまさに私がそうなのですが、いかがでしょうか。



 超巨大ナマケモノ、メガテリウム。こいつもでかい。昔の南米大陸はまさしくワンダーランドか。



 マストドン。象さん。



 時代を遡って、プテラノドン。



 おお、始祖鳥じゃないですか。



 魚竜。今の魚類やイルカなんかと似ていて地味…… なのですが、その地味なところが結構好きだったりします。

 ここからは剥製展示。よって、一種独特の臭いが立ち込めています。ダメな人はちょっとダメかも。



 口の端の白いのは涎じゃなくて、剥製の損傷だと思われます。多分。



 バイソン。この前デイトンで肉を食いました。

 

 コアラ。間近で見るとかなり凶悪。名古屋のあいつもこの牙と爪を隠し持って…



 実は上に鯨の骨。



 おめめぱっちりすぎるグアナコ。さすがアルパカさんの親戚。



 君の眼は… う、うーん……

 次が鉱物展示。そういうわけで、充填してきた俺の鉱物画像フォルダに軽く火を噴かせます。










 ……まあ、鉱物展示は実はスミソニアンでやったりもするので、今日のところは適当にフォルダに火を噴かせておくだけ、という方向で。



 隕石。一時期ボケかけて基礎的な魔法くらいしか思い出せなかったとある老人が生命力をMP9位と引き換えにして呼び出したもの、かどうかは不明。  

 ラストに民俗学的資料類。



 なんとなく日本の兜も連想させる、インディアンの羽飾りというか帽子というか… とにかく、頭に装備するもの(ゲーム的表現)。



 ホピ族の人形、だったと思いますが、ここら辺の連中はなかなか今でも通じるものがあると思います。おもにゆるキャラ方面で。



 インディアンと聞いて即座に連想するようなもの二つ。

 博物館はこれで終了。あとは適当に大学街をぶらぶらしつつ、中心部へ撤収。



 通常は微動だにせず、小銭をくれる人や不思議そうに覗きこむ子供がいるといきなり機械的に動き出す…… というパフォーマンス。この時点では珍しかったのですが、実は私の訪れた東海岸諸都市では結構あっちゃこっちゃの街角や公園で同じようなこと(自由の女神のコスプレが多い)をやってる人が、それもピンからキリまで(全然微動だにしていなくない人から、立ち姿はまるで彫像のよう、かつ動作もいかにもメカメカしい人まで)いるということを後になって知ったのでした。この人はかなりうまい部類だったかと。



 そんな感じでボストンコモンまで戻ってきました。まだ時間もあるので、公園内を散策など。



 この公園の名物はスワンボート、らしいのですが…… あ、あれ? 公園のスワンボートって、こういう乗り物だっけ? 確かに白鳥はついており、人力で動いてはいるのですが… というか、これ動力一人で大変じゃないのか?



 最後に全然緑茶っぽくない(甘過ぎて茶の風味なんて感じられない……)アリゾナ・グリーンティーでボストンを締めましょう。明日は移動日、合衆国の首都ワシントンDCへ向かいます。

ボストン→ワシントンDC 移動日 5月10日(日)





 さて、ボストンを出てアメリカ合衆国の首都、ワシントンDCへ。西海岸のサンフランシスコから中部デイトンを経て東部へと転戦を続けるこのアメリカ滞在第一章の最終経由地となります。今回の交通手段はアムトラック(鉄道)の新幹線的な列車、アセラ。



 ボストン〜DC間は8時間くらいかかる結構な長旅になるのですが、アムトラックは全車両(だと思う)ネットこそできないものの電源完備、ビュッフェつきであるため、することがなさ過ぎて死ぬる… ということはありませんでした。というか、ただひたすらこの旅行記のデイトン編をやっつけるいい機会と化しておりました(笑)。

 なお、アムトラックは切符はネットで予約して駅で発券(機械あり)、席は指定されていなくて自由。飛行機並み、あるいはそれ以上に快適だとは思いますが、飛行機並みに遅れたりもするらしいです。私は幸いなのかどうなのか、後のNY行きの際に到着が20分ばかり遅れただけでしたが…




 車窓風景。気のせいか、随分と水辺や湖上を走っている時間が長いです。アメリカ東部というのはそういう土地柄なのか、あるいは単にここしばらく雨でも降っていた(ボストンでの天候もあまりよくはなかったですし)のか。



 飛行機の写真と睨めっこしているうちに、DCに到着。駅はなんかバカでかく、なんかすごい熱気のフードコートまであります。



 そして大統領までお出迎えしてくれます。なんという、VIP級の待遇ではありませんか。随分薄っぺらいけどな!

 なお、DCでの宿は最初の4泊はユースホステル、最後の2泊だけはホテルというもの。 ……正直に言ってボストン、DCあたりのホテル代は高すぎて、何日かはホステルなどを入れて浮かさないとやっていけません……

 で、そのホステルはDC内部でいうと北東区域。DCの見どころは中央から西側に集中していますから、外れの方といっていいでしょう。 ……というか、なんかタクシーの運ちゃんが降りる際に、「坊主、このあたりは… まあ、直接的には言いにくいが、夜はしっかり気をつけろよ…」とかそんな事を言って去っていったような気がしますが、私は英語が分からないので気にしないことにしましょう。気にしたくありません。

 とはいえ、ホステルのおっちゃん(なかなかいい人でした)や、先にここに泊まっている人たち曰く別にそんなことはない、とのことで、私自身結局特に危ない目には遭わなかったんですけどね。ただ、言い方が非常に難しいのですが、住民の人種構成をバスや食堂の客から推察すると、なんでそういう風に言われたのかは大体分かるかなあ、的なところがあったのもまた事実ではあり…

 まあ、今更考えても別に意味はない話は置いておいて。ホステルには長距離バスを駆使した世界一周旅行の最中であるところの吉田の大学の学生さんという先客がいたりして世界の狭さを実感したりしつつ、明日からはスミソニアン攻略の日々です。

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