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ばっくとぅとっぷ


デイトン3日目 空軍博物館 冷戦その1 5月4日(月)



 本館のホールも残すところ、こことミサイルのホールのみ。 …のみってそれだけで普通の博物館以上のものなんですけどね。さらに「エクストラステージ」もあるわけで。 

 なお、このホールに突入したあたりで一日目は電池のバッテリーが切れるという大失策を犯してしまいました。よって、ここからは三日目に撮った写真がメインとなります。



 来館二回目ということで、外のベンチの写真なども。さまざまな部隊やら戦友会からの寄贈っぽい。



 冷戦コーナーへの入り口って、何故か「ここから先、鳥も通わぬ鉄のカーテンの向こう側」的演出がされてるんですよね。その中でもこの同志赤軍兵士はなかなかの迫力。



 うむ、よい表情。

 ホール間の通路はベルリン封鎖の展示になっています。



 封鎖中に小麦粉や砂糖の袋を使って作られた下着とか、



 主人と一緒のC-47に乗って何度もベルリン空輸に出撃した犬の特製パラシュートとか、



 ベルリンの空港に置いてあった受信機とか。



 なぜか軍事系の博物館名物、「どんなに実物の収蔵数が充実していてもつい手を出してしまうもの」こと大量の模型展示もここにあったりしますが、さすがにこれは関係ないよなあ、ベルリン…



 そんな感じでホールに入ると、このような垂れ幕がお出迎え。



 床には何やら物騒な。



 上空のT-28A トロジャン



 さて、ではいきなりこのホールの大物、ステルス爆撃機B-2 スピリット!! ……の、強度試験用に作られたエンジン等未装備のモックアップです(笑)。といってもドンガラとしては実物と同じなんですけどね。



 でかい、そしてやっぱり既存の連中とは雰囲気が違う… こう、なんかキモい? そして右の写真手前に写ってるのはJDAMつきGBU31。



 ちなみに、この脚カバーは別の機体から持ってきてくっつけたものだそうです。あと、こいつの前では一日中、B-2のPVが大音響で流れていて、わりとかっこよかったのはいいのですが耳に焼き付いてしまって困りました(笑)。



 そして、そんなB-2で得られた技術を駆使して作り上げられた、特殊素材と形状によりレーダーとかオービスに写らない最新鋭バイク、B-2ステルスバイク……

 ……ってそんなわけないですね。B-2初飛行20周年記念・ノースロップ・グラマン社謹製の記念品です。このバイク、実は5月2日、すなわち私の来館一日目から公開されていたということを後にニュースで知って、さらにびっくりしています。確かにホールの真ん中にきらびやかにライトアップされて鎮座してはいましたが、まさかあの日が初出とは…



 AT-38B タロン、アグレッサー塗装。




 SR-71A "ブラックバード"。のっぺりしているのにエンジンだけが突き出ていて、B-2とは違った意味で変な飛行機。この機体は飛行時間2981時間、942ソーティをこなした後この基地まで飛んできたそうです。




 これはまだまともな飛行機っぽい、B-1B ランサー。しかしでかい、というか長い。実物を見るとなんか丸っこい印象があったのですが、やっぱ写真で見るとそんなことないなあ…



 今やすっかり悪者にされてしまった何か。



 バリュートのついたMK.82航空爆弾。



 AGM-129A Advanced Cruise Missile。これは非・発射状態での各種実験に使われた実験用。



 MH-53M ペイブロウ。元の通称はスーパージョリーグリーンジャイアント…… って長すぎじゃね?



BGM-109G グリフォン 巡航ミサイル。地上発射型のトマホークですが、今では全機が退役しています。



 またステルスに戻って、F-117A ナイトホーク。これは2号機で、試験に供されたとのこと。しかし、実にカクカクしています。



 F-111の電子戦型、EF-111A レイヴン。手前はF-111Aの脱出モジュール。



 RF-4C ファントムU。偵察型ですね。



 こっちのF-111はF型、最終生産型。



 AN/AVQ−26 ぺイヴ・タック 目標指示ポッド



 AC-130A スペクトラ ガンシップ。敵の頭上を旋回しながら、片側に集中配備した火器を浴びせかけるという… 絶対に自分の頭上には来てほしくない飛行機。



 M102 105mm榴弾砲。これすらも後部ドアからぶっ放したって、お前……



 T9E1 75mm砲。これは第二次大戦で使われたもの。



 AGM-136A TACIT RAINBOW。空中から発射され、敵のレーダー波を感じるまでは空中をブラブラしているがレーダー波を感じたらそっちに突っ込んでいく…という対レーダーミサイル。結局開発は中止されたようですが。



 F-16A ファイティングファルコン。サンダーバーズ塗装というか、実際サンダーバーズで使っていたもの。



 YCGM-121B SEEK SPINNER 試作対レーダーミサイル。




 ここでいきなりソ連機登場、Mig-29Aファルクラム。解説板に「F-15やF-16に対する回答として出てきたけど、まあそいつらには及ばないよね」的なことが書いてあったような気もしますが、見なかったことに(笑)。



 もう何回目だっつうファントムですが、こいつはワイルドウィーゼル仕様のF-4G、ということで格好良さが二割増。



 ECMポッドもつけてます。



 J型はうちの国の守りの要、F-15A イーグル。こいつについては言うまでもないでしょう。



 その前に並べられるAMRAAMとGBU-24。



 ベルリンの壁。これもどこにでもありますね。仏舎利とか聖遺物みたいに、実はいつの間にか地球半周するくらいなんかに増殖したりしてないだろうな…



 なんで空軍で鎧? と思ったら、この鎧ことアイアン・マイク氏は第317ファイター‐インターセプタースコードロンのマスコットという要職を務めあげて、今は引退してここで余生を過ごしておられるようです。

 実はこれで進捗率40%強、前後半とするともう少し紹介しておく必要はあるのですが、きりよく小ネタが出てきたのと、私が今ものすごく眠たいということを理由として、ここでいったん区切りをつけます。仕方ないですよね、あまり詰め込んでも読みづらさが倍増するだけでもあるでしょうし(後付け理由)。

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