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ばっくとぅとっぷ




アンヴァリッド訪問記 その1 近世までの鎧兜・銃・刀剣類 9月5日(金)



 フランス軍事博物館巡りの最後は、パリ市内中心部にあるアンヴァリッド、国立廃兵院。その名の通り元は傷病兵のための病院施設…というか、現在でもその側面を残しています(少なくとも、観光ルートからは外れた敷地内の建物に、医者と思しき白衣の人物複数が出入りする姿を目撃)。現在ではナポレオンの墓、軍事博物館なども入っており、観光地としても有名。

 とはいえ、軍事博物館としてどの程度のものか、なんて日本で売ってるガイドブックの類には書いてあるわけもなく、「まあそこそこ面白ければめっけもんですかねえ、ルーブル行ってからついでに寄っちゃいましょう」くらいの気持ちで行ったのですが、舐めてました。というか、日本の同種施設を念頭においていてはいけませんね(苦笑)。刀剣の時代から第二次大戦に至るまで、兵器というよりは個人の武器が中心ですが、じっくり見て回れば優に半日クラスの分量があります。パリには行くけれどル・ブルージェとかソミュールまで足なんて延ばせねーよ、という軍オタの方は最低限ここに行くだけでも満足できるかと。 ……そんな物凄い限られたシチュエーションはなかなか想像できませんが(笑)。

 ただし、撮影料までとってしまうソミュールやさあ撮れほら撮れ的な展示配置をしてくれている(ように感じる:実際の思惑は知らん)ル・ブルージェとは違い、博物館としては極めてまっとうなことに館内でのフラッシュ使用は禁止、また展示物が小物であることからほぼすべてがガラスケース入りであり、とどめにパリ中央部にあって客が相当いる、と、写真撮影的には最悪に近いコンディションですので、そこは注意が必要です。 ……というか、私が撮った写真は手ブレと写りこみの嵐でした(泣:私の撮影技術が下手糞であることは否定しない)。とまあ、説明とか言い訳をしつつ、写真へ。


外観。同名の地下鉄駅からは少し遠い、気がする…


 
敷地内には大砲が一見無造作に転がしてありいます。あまりにゴロゴロあったので遠くからまとめて写しただけですが、中には極東の島国のチョーシューとかいう地方政権がおイタしたのを英蘭米と一緒に懲らしめた時の戦利品も混じっていた、ということをあとで知ったり。 …事前に知ってても、どれがそれが探せなかったような気もしますが…


 
入り口。概ね一階が甲冑刀剣火縄銃類、二階が近現代火器・軍装類、そして奥のドームがナポさん封印施設。我々が入ったのは下の方のチケット売り場からですね


 
 
そのチケット売り場のあたりにも大砲が。


 
 
中庭にも。


 
 

廊下も大砲回廊と化しています。一本ずつ立てかけてあるのは、それぞれ愛称と由来が書かれた銘板つき。多すぎて全部はとても写せませんが(笑)


 
 
上は機関銃の先祖であるところのミトライユーズ。見難いですが5×5の25発、銃口があります


 
内部へ。今回はこれが何であるかの解説的なキャプションはほとんどつけられませんので、あしからず。 …今前も説明の体をなしていたとは言いがたいものでしたが(苦笑)


 
 
 
アンリだかヘンリーだか何世とかの鎧、というのが一杯。



比較対象がないのでわかりづらいですが、小さいです。子供用か


 
 
古式銃も大量に展示してありますが、中には変なものもあります。多銃身銃とか、銃床に銃剣(というのか?)がついたものとか。
 ……なお、これからも頻繁に出現するであろう縞シャツの写り込み男に関しては、寛大なる精神でもってそこに居ないことにしていただくことを強くお願い申し上げます



 
 
刀剣とかメイス、ボウガンに兜。この先もピンボケは頻出しますのが、いちいち謝りません


 

ジャポンの甲冑もあるでよ。下は関係ない盾ですけど



これで最初の部屋は終了、次の部屋へ



鎖帷子ー


 

刀剣類


 
バシネット、というのでしょうか。鳥の嘴のような風貌


 
いかにも昔、な感じの大砲。鉄製(色で判断しただけ)?



上の刀剣類は若干ボロボロでしたが、これは綺麗ですね。いかにも宝剣、といった感じの。


 
多分15世紀のもの。



青銅砲(推定)と石弾。わざわざ弾の形を球形に整えるのは手間だったでしょう


 
鎧通しか。 しかし、この意匠は… …キン○マ……?


 
長物類


 
整理中なのか、倉庫なのか。大量の武器・甲冑類が保管してある部屋


 
フランソワ1世のエペ


 
16世紀前半の長物類。おっと、久しぶりに出ましたね、大きさ比較対象


 
ニヤソ。



アンヌ・ド・モンモランシーの鎧。某ラノベの登場人物との関係は、まああるといえばあるの、かなあ


 
 
そろそろ真っ当な武器類につけるコメントがなくなってきた(最初からなかったじゃん)…


 

下の写真の右端の鎧、なんかバランスがおかしいような…


 
石突? つき火縄銃。


 
 

トルコとかそっち系?



バヤジット2世の兜、らしいですから、そうなのかなあ


 

なんとなく、日本の甲冑の意匠にも通じるような。むしろ日本が影響を受けたのか



なんか深海魚みたいなシルエットの銃ですね… というか銃身短かっ!


 
銃剣ならぬ銃斧というか、ピストルつき手斧というか


 
上とは別の倉庫。これだけ並んでいると壮観というかなんか襲ってきそうです(笑)


 
銃付猟刀とか、


 
 
とりあえず剣に銃をつける。 …好きですねー、バカメカニズム。
 …ええ、勿論私も大好きです(笑)



 
流石にボウガンに銃をつけるバカはいなかったようです。よって接写略


 

長っ!



道具として使ったり技で使っても刀身が踊りながら飛んでくことはないはず(わかるかいなそんなネタ)



甲冑類はほんと多すぎてどうにも


 

中国、アジアの間らしいが暗すぎてどうしようもない


 

日本のの間らしいが暗すぎて(以下略)



いつの時代のかはわかりませんが、五月人形らしいです


 
若干日本のものじゃないのも混じってますが、まあ、東アジアということで


 

ナイス表情





これで近世までは終了。次は二階に上がり、近現代を。

近現代の火器・軍装へ

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